第８回服部寄席

昨日は「服部寄席」へ行ってきました。なんか最近、落語ばかり行っておりますな。会場の服部幼稚園は満員で、笑いも起こりやすく、とても雰囲気の良い寄席です。

--

第８回服部寄席

0.月亭太遊「十徳」
1.笑福亭呂竹「初天神」
2.林家花丸「あくびの稽古」
3.月亭遊方「虚礼困惑騒動」（遊方作）
4.桂福車「一眼国」

--

開口一番の太遊さんは本日が高座デビュー！「十徳」を嫁入りなどの部分を省いて「十徳」だけをコンパクトに。随所に笑いが起こっていました。デビューの場を客席が軽い服部寄席を選ばれたのは正解でしょう！

呂竹さんは小学校などで落語したときに子供からガチの勝負を挑まれたマクラからなまいきな寅ちゃんがかわいらしい「初天神」を最後まで。タコ上げの場面まであり、「初天神」を初めて最後まで聞きました！

花丸さんは「ロミオとジュリエット」の歌や師匠の染丸さんから浄瑠璃を演るので常磐津を習うように言われ、師匠の前で披露したところ、「前川清か！」と叱られたというマクラから大爆笑。「あくびの稽古」を。あくびの師匠の流派が「微笑流　売りゃせん家」だったりとくすぐり満載でまた大爆笑でした。

先月２８日に結婚された遊方さん、ほんまに祝っとんのか？という実情あふれるマクラから会社を辞めて実家の和菓子屋を継いだ上司がうんこのような味がする「豚足まんじゅう」を送ってくる「虚礼困惑騒動」を。遊方さんらしいアクションが最高でした！ホロリとさせた後にまた笑わせてからのサゲもあり、完成度の高い噺だと思いました。

福車さんは、旅の僧から一つ目小僧の話を聞いた見世物小屋が一つ目小僧を探しに行き、一つ目の国に迷い込んでしまう噺、「一眼国」をケレン味たっぷりに。おどろおどろしい口跡、緊迫感のある表情に、息をするのも忘れて見入ってしまいました。福車さんを観たのは初めて。三若さんがマクラで福車さんの後輩への説教を、たまさんが福車さんの過激発言をネタにされるのを何度か聞いてビビっていたのですが、高座では怒られたりしませんでした。そりゃそうか。