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2011年02月24日06:53

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慰謝料300千円はいかにも安い

■DV被害で転居したのに…住民票を夫に誤交付
(読売新聞 - 02月21日 22:12)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1510559&media_id=20

≪兵庫県姫路市は21日、夫から家庭内暴力(DV)の被害を受けた女性の転居先の住民票を、誤って夫に交付したと発表した。
 市は精神的な苦痛を与えたとして、女性に慰謝料30万円を支払うことで同日、示談が成立した。
 市によると、女性は夫から逃れるため転居後の昨年9月、住民基本台帳法に基づいて交付制限を申し出た。しかし、10月1日、夫が窓口で女性の住民票の交付を申請した際、臨時職員が端末画面に制限を示す警告が出ていたのを見落として、住民票を渡したという。翌日、夫が女性の新住所を訪ね、女性が通報した姫路署から市に連絡があった。≫

 この記事を読む限り、300千円は精神的苦痛を与えたことに関する姫路市から被害女性への慰謝料ということである。慰謝料というものの相場がこんなものなんだろうが、いかにも安いものだと思う。

 たぶん彼女は夫に現住所を知られた以上、また転居を余儀なくされるが、転居代は姫路市が別途支払ってくれるのだろうか。記事にはそこまで書いていないが、いまどき引越業者を雇うのだって安くはない。

 個人情報保護法施行以来、地公体の窓口で戸籍や住民票の交付を受ける手続きが非常に煩雑になっている。今回の場合にはまだ離婚していなかったようだが、DV被害による同種のケースは他にもいくらでもあるのだろうから、この窓口職員が軽率だったのだろう。臨時職員だったらしいが、それくらいのことはちゃんと教え込んでおくべきだったという意味では姫路市の使用者責任も重い。
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