特に前知識もなく、公開2日目の日曜日にサービスチケットで鑑賞しました。
http://usodakedo.net/
原作がライトノベルというのは、後から知った話なのですが、ライトと言いながら、扱う題材のシチュエーションが、そこそこヘビー。
しかし、そのヘビーさは、あくまでも状況設定に留めおき、主人公達にのしかかるトラウマの原因追求や障害の克服に向かうことはなく、あくまでも、変わらない現実とその追認に安堵する展開が、今風といえば今風なのでしょうか。
(治すより慣れろといわんばかり…)
主人公の2人を演じるのは、大政絢と染谷将太。
主役2人よりも周囲の子役の演技の安定感で、作品世界がしっかりしていた印象が無きにしもあらずですが、2人ともまずまずだったと思います。
大政絢は、本作が本格的な映画デビューのようですが、久しぶりに眼にパワーを感じる女の子ですので、ぜひ、素直に成長していただければと思います。
(角川なので、某東宝シンデレラのようにはならないだろうと期待しつつ)
また、脇を固める田畑智子、鈴木京香は、もう、磐石というところ。
この2人が出ているだけで、普通の作品の腰が一段据わって観えるのは、一種のブランドかもしれません。
過剰な期待をせず、1000円で2時間弱を楽しむ分には、及第点の作品だと思います。
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