ああ、言われてみれば、確かにそういう発想だわな、列島線って。

　本日、zyesutaさんのブログ｢リアリズムと防衛を学ぶ｣が更新されていた。

○「万里の長城を、海に　―２１世紀の中国海軍」　Bernard D. Cole著
http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20110117/1295217870

　そこで記されていたのが、｢列島線とは海の万里の長城である(要約)｣と言う事。言われてみれば、そのとおりだよね。何で今まで、気が付かなかったのだろう。orz

　ただ、列島線と言うのはあくまで任意の海域設定であり、万里の長城のような物理的障壁があるわけじゃないんだよね。ただ、｢陸の長城｣と違って、相対的実力によりそのラインを動かせるという利点もあるけれど。
　ただね、制海権と言うのはあくまで“相対的海洋管制能力の優勢”でしかないわけで。列島線構想が完成した時点で、例えば第１列島線の内側を中国海軍が完璧にコントロールできるかと言えば、そんな事は無理なんですよね。中国首脳部部は、そこのところをキチンと理解しているのだろうか？ふと、そこが気になった。