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2010年12月01日22:40

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だれにも内緒だよ

 今朝、先日から気になっていた雑木林の中に足を踏み入れた。
 林を貫く小径を行けば、梢の隙間から、明るい木漏れ日が差しこんでいる。
 思わず息を呑んだ。

フォト

 昼休み、ぼくはディーバッグを提げて、いそいそと、ふたたびそこへ向かった。
 ときおり散歩する老人や通り過ぎるサラリーマンもいるが、林の中にとどまるものは、ぼく以外だれもいない。
 ――やった、独り占めじゃん。
 芳しいにおいがする。周囲の木々から発するにおいだろうか? 深呼吸してみると、空気が澄みきっていることを、ひしひしと感じる。
 弁当を開く。掘削のあとの昼飯はいつだってうまいけれども、今日はまたいつもより一段とおいしく感じる。

フォト

 食後は読書しようかなと思ったけれど、枯葉のじゅうたんが嬉しくて、思わず大の字になって、そのまましばらく眠った。
 陳腐な表現だけど、大地からエネルギーをもらったように感じた。

 仕事場に戻ったら「どこに行ってきたんですかぁ」と訊かれた。
 ゴメン、悪いけど教えられない。秘密の花園ならぬ、秘密の雑木林――。





【今日の一曲】
 ベタですみません。「枯葉」から連想したビル・エヴァンス(pf)をかけます。
 前回のサンディー・デニーのジャケットもいいけど、ぼくは(これまたベタですが)すべてのレコードジャケットで、これがいちばん好きです。そして「アンダーカレント(undercurrent)」というタイトルの意味については、いくらでも考えていられる。
 もちろんジム・ホール(g)とのインタープレイも聞き逃してはなりませぬぞ。



 このジャケット写真が表現している事象は、“subconscious mind”についてではなかろうか?


 
 
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