ずいぶん走り続けてきた
無理をしないことが自分らしくいられると言う皆を
愛想笑いで見送りながら
無理をしなきゃ自分らしさがわからなくなった自分に途方に暮れる
ずいぶんがんばってきたはずなんだろう
時にはそう自分に言い聞かせてその場を乗り切ろうとした
でも結局がんばることが当たり前だと気付き
めんどくさくなってわけのわかんないまま
時間だけが容赦なく通り過ぎていく
このままじゃダメなことはわかってる
いくら結果を重ねても 満足になんてほど遠い
だんだん生き方が下手になっていく自分に目を細め
疲れとジレンマだけが滞っていく
…
移ろいゆく秋の昼下がりに
ほんのつかのま きまぐれにのぞいた青空
疲れ果てたまま通り過ぎかけた土手でふと立ち止まる
河の流れをを包み込むように
切ないほどに遠く 青空が広がってる
眩しいほどにそのまま目を細めながら
流れゆく河の果てに思いをやどす
もう少しだけこうしていよう
いくら目をこらしてもゴールは見えない
でも もう少しここにいよう
どうせまた走り出したくなるから
そうしなきゃなんないから
わかってるから
だから
今は もう少し
こんな青空の下で…
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