今回は一度目の視聴でストーリーと大まかな流れを把握した上に、先月末に刊行された小説版を熟読して臨んだので細かいところまで手に取るように理解できた。
てか、2回目見に行く人は絶対小説版を読んでから行くべき。
映画では尺の都合で省かれている状況描写や人物の心理描写が載っているので、一度見た映像でもそれを知っていれば見え方が変わってくる。
例えばELSに侵食されていくダブルオーライザーから刹那を救うためにセラヴィー�兇鮗予个靴燭△伴�ら囮になったティエリアが助けに来たアレルヤとロックオンを制して刹那のもとに向かわせたシーン。
映像では割とあっさり刹那救出に向かうけど、実際はそこに苦悩がありせめてもの援護としてサバーニャはライフルビットを残していく。
そしてその行為に感謝するティエリア。
映像でもライフルビットがラファエルの周囲で攻撃しているんだけど、戦闘シーンがハイスピード過ぎるのと心理描写が乏しいせいで見落としがち。
逆に知ってると映像からもロックオンの気遣いが見えてくる。
そのあと刹那回収後ELSに追い付かれそうになったとき今度はアレルヤが囮になり、ロックオンは自分だけ脳量子波が使えないことに憤る。
そして最後には刹那を守るために自分が犠牲になるという決断まで考えた(グラハムたちの登場で事なきを得たが)
このあたりの人物描写も映像ではあまり表現されていない点なので小説で補完してから映画を見直すと「ああ、このときはこう思いながら動いてたのか…」とより面白くなってくる。
他にも急場しのぎでGNドライブを搭載したティエレンやガガキャノンみたいな機体もよく見ていると見つけられる(どっちも一瞬映ってすぐ撃破されたけど…)
それもストーリー展開を把握しているために映像に集中できるからこそ。
少なくとも俺は初見のときは話の流れと映像を同時に処理しなきゃならなくなってその情報量の多さに対応しきれなかった。
あと俺が見逃していたのは最終決戦でハルートがマルートモード(六眼)になった直後にシザービットを射出していたところ。
初見では早すぎて何がなんだかだったけど、出るとわかって見てると裁縫道具の糸切りバサミみたいなのが飛び交ってELSジンクスを一瞬にして小間切れにしているのが見てとれた。
あと50年後の『スメラギ』の乗員の中にELSに半身侵食された女子学生がいたのも見落としてた。
てかイノベイターの寿命は常人の倍ほどっていっても60歳過ぎであの風貌はどうなの？
それより乗員が全員イノベイターの船の最高責任者がクラウス、ってことはあいつもイノベイターになったってことだよな…？
どうかしてるぜ！
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