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2010年07月15日10:57

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資料:オール電化と災害対策

 災害時を考えると、エネルギー供給を電力だけに頼るのは止めた方が良いでしょう。ただし、普段から灯油やガスを使っている必要はないでしょう。
 電気が使用できないときの暖房の代替には灯油ストーブ、同じく調理にはカセットガスを利用すれば良いのです。
 そうした判断によって、我が家は災害対策の意味でもオール電化にしました。

 オール電化にしてエネルギーの供給を電気だけにすると災害時に困るのではないか、エネルギーの供給源は分散した方が良いのではないかと言う方がいます。
 私は大阪在住です。大阪に住んでいて最近起きた最も大きな災害は兵庫南部地震です。このときに電気ガスなどが復旧した順序や日にちが以下のページに記載されています。

災害時、オール電化は大丈夫?
http://allabout.co.jp/r_house/gc/28207/

阪神・淡路大震災時の生活基盤復旧状況
http://web.pref.hyogo.lg.jp/pa17/pa17_000000002.html#h02

 上記のページに記載されているように、このときは電気が最初に復旧し、プロパン、水道、都市ガスと続きましたので、震災の 1週間後には電気が来てエアコンが利用でき IH コンロで調理も可能だったのです。
 このときは電気が早かったが、もしガスが先に供給されるような事態だったらと仮定しても、多くのシステムキッチンに使用されるガスコンロやガスファンヒーターは電気を供給しないと使用できないので、電気が来るまで待つしかないのです。
 都市ガスなどはガス管の各所にガス圧を調整する施設が設置されていて電気を必要とするので、電気の供給が始まらないとガスを供給することができないのです。
 ガス併用は、ガスか電気の何れかが復旧すれば良い「災害に強い住宅」ではなく、ガスと電気の両方が復旧しないとならない「災害に弱い住宅」なのです。

 我が家では、電気が供給されるまでの繋ぎ用としてポータブルのガスコンロと反射式の灯油ストーブを残しています。
 燃料としては、ポータブルコンロ用のカセットボンベは 1本/日の見込みで 10本、灯油は 18L 備蓄しています。最大火力で約 100時間、リビングだけだと最小火力に絞れるので倍以上は持ってくれるでしょう。
 また、水道の復旧まではエコキュートのタンク内の水(湯)が 370L 備蓄されているので、家族 3人の飲料水や用水として利用できます。
 トイレは水洗なので、緊急時には汚水枡をトイレ代わりに使用できるよう場所を考えています。

 ポータブルのガスコンロは、炙りものの苦手な IH コンロの補助として普段にも役立てるようにしていますし、灯油ストーブの灯油も冷暗所に保存してシーズン毎には使い切って新しいものに入れ替えるようにしています。

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