mixiユーザー(id:733908)

2010年07月12日11:46

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【引用】 キャッチャー

先日、テレビかラジオを聴いておりました。
移動中の車中で聞いていたので、どちらかは分かりませんが、多分テレビ。

乙武さん、だと思う人が出ていて、話をしていました。違うかもしれんけど。
ちょっと前まで中学校の先生を三年くらいしていたとか、そんな話をしていましたが。

で、教育について話をしていて。
以前スポーツキャスター?をしていた頃の話として。



キャッチャーは、ある程度試合をコントロールできます。
ピッチャーに投げる球を指示できる、という意味で。

ということは、そこには責任が生じます。
負けた時には、お前の指示が悪くて負けたのだ、と非難される、可能性がある。

だから、悪い、というか、未熟なキャッチャーは、ピッチャーに細かく指示を出します。
このゾーンにカーブを投げろ、とか、球二つ分内側に、とか。

そうすると、ピッチャーにとっては、ストライクゾーンがすごく狭くなる。
相手の望む球を投げなければならなくなる。

それはすごく難しい。一度ならできても、試合すべてを通じて、となると不可能。
と、ピッチャーはキャッチャーのせいだと思い、キャッチャーはピッチャーのせいだと思う。
味方同士責めあって、勝てるわけもない。


いいキャッチャーは違う。
責任はすべて俺が取る、お前はドーンといい球投げてこい。って言う。

そうすると、ピッチャーにとってはストライクゾーンがすごく広くなる。
余裕が出て、いい球が投げられる。

そうやって勝つのだ、という。


今、親たちは子供に対して要求が高い。
少し間違えるとすぐに責める。
ストライクゾーンをどんどん狭くしている。

そうすると、子供は伸びない。
チャレンジする心を失っていく。失敗を恐れるようになる。

そうではなくて。
子供のストライクゾーンを広く取って、悠々と構えてあげることこそが、子供の教育にとって良いのだ、




こういう意味のことを話していた。

頭のいい人だな、と思いました。
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