先日、テレビかラジオを聴いておりました。
移動中の車中で聞いていたので、どちらかは分かりませんが、多分テレビ。
乙武さん、だと思う人が出ていて、話をしていました。違うかもしれんけど。
ちょっと前まで中学校の先生を三年くらいしていたとか、そんな話をしていましたが。
で、教育について話をしていて。
以前スポーツキャスター?をしていた頃の話として。
キャッチャーは、ある程度試合をコントロールできます。
ピッチャーに投げる球を指示できる、という意味で。
ということは、そこには責任が生じます。
負けた時には、お前の指示が悪くて負けたのだ、と非難される、可能性がある。
だから、悪い、というか、未熟なキャッチャーは、ピッチャーに細かく指示を出します。
このゾーンにカーブを投げろ、とか、球二つ分内側に、とか。
そうすると、ピッチャーにとっては、ストライクゾーンがすごく狭くなる。
相手の望む球を投げなければならなくなる。
それはすごく難しい。一度ならできても、試合すべてを通じて、となると不可能。
と、ピッチャーはキャッチャーのせいだと思い、キャッチャーはピッチャーのせいだと思う。
味方同士責めあって、勝てるわけもない。
いいキャッチャーは違う。
責任はすべて俺が取る、お前はドーンといい球投げてこい。って言う。
そうすると、ピッチャーにとってはストライクゾーンがすごく広くなる。
余裕が出て、いい球が投げられる。
そうやって勝つのだ、という。
今、親たちは子供に対して要求が高い。
少し間違えるとすぐに責める。
ストライクゾーンをどんどん狭くしている。
そうすると、子供は伸びない。
チャレンジする心を失っていく。失敗を恐れるようになる。
そうではなくて。
子供のストライクゾーンを広く取って、悠々と構えてあげることこそが、子供の教育にとって良いのだ、
こういう意味のことを話していた。
頭のいい人だな、と思いました。
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