http://wwws.warnerbros.co.jp/thehangover/
親友の結婚式を前にして、独身パーティーを開こうとラスベガスに繰り出すことになった、男3名。
結婚相手の弟(ちょっとお頭に問題アリ)を加えて、4人でベガスの夜を満喫したはずだったが…
朝目覚めると、超豪華なスイートルームは滅茶苦茶に荒れ果て、おまけにクローゼットには赤ん坊、洗面所にはトラが居る。
何より、花婿のダグが行方不明!!!
サイテーの二日酔いを抱えながら、かすかな記憶と、残された手がかりをもとにダグを探しに行こうとする矢先、ダグの義父から借りたベンツが…
昨夜、何があったのか、ダグは何処に消えたのか。
3人は、ダグを見つけだして、無事に結婚式に参加できるのか?
昨年、アメリカをはじめ世界中で大ヒットした傑作コメディ作品。
当然、日本でも意気揚々と大公開と思いきや、『洋物コメディはすべる』という根拠なき都市伝説を拠り所に配給元のワーナージャパンがビデオスルーを大英断、一気にお蔵入りするはずだった、幻の作品です。
当然、上映を求めてファンは一斉蜂起。
ワーナーへ、上映嘆願を募るサイトが登場して、大いに盛り上がるも、ワーナーは、ガン無視を決め込みます。
http://hangoverjp.web.fc2.com/
ところが、その後、ゴールデングローブ賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞するに至って、遂に、お上は前言撤回。
紆余曲折ありましたが、この度、無事、全国公開となりました。
ただし、上映館は、全国でたったの10館。
http://wwws.warnerbros.co.jp/thehangover/theaters/index.html
前売り券すら発売されないという、殆どイジメのような境遇に見舞われています orz
以下、暴言吐きます。
映画ファンなら、この作品は、意地でも劇場で観るべき。
きっちり、観て、散々笑って、周囲に喧伝しまくって、少しでも上映館が増えて、ロングランになるよう行動しましょう。
ぴあ満足度ランキングでは、『踊3』を抑えて堂々の1位だそうですが、当然の成り行きでしょう。
http://www.cinematoday.jp/page/N0025454
ワタクシ、雨の降る夜中にバイクで初めて横浜ブルク13に行ってまいりましたよ。
帰りもダダ降りでズブ濡れ濡れでしたが、全然、後悔してません。
ついでに、カミサンにレディスデーに観てくるように言い含めました。
早速、観に行ってきたらしく、メールで『サイテー(笑)』と報告してくる始末w
観終わると、薄々気づくと思いますが、この作品には、裏脚本がちゃんとあって、出来事と関係者を時系列できっちりと整理してあるんですね。
で、このお話は、主人公たちがやらかした、それらの事件をちょっとづつ小出しにすることで、展開のスピード感と観客の緊張感をあおってくる手際が見事。
この語り方のフレーム自体は、れっきとしたサスペンスの常套手段です。
『記憶を失った主人公の真実探求の旅』と読み替えると、散々、使い古されたプロットだと判りますね。
次から次へと明るみに出る内容が、あまりにバカバカしいのでコメディ枠なのですが、普通のコメディなら、不条理なネタで終わりそうな描写ですらも、きっちりと本編上のドミノのコマとして、笑いの連鎖に絡んでくる構成は、しっかりとした脚本の力を感じます。
そのあたりの構図をちゃんとエンドロールで種明かししてくれるところまで含めて、実にサービス精神旺盛で、もの凄く真摯に丁寧に作られた作品です。
観終わって、あまりに気分が良いので、多分、もう一回くらい観に行くと思います。
てか、オイラも独身パーチーに参加したいゾ。
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