mixiユーザー(id:769049)

2010年03月16日23:22

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Model 201 の修理(2)

ブロックコンデンサの代わりに400V 180uF の2本の電解コンデンサで
入れ替えます。ラグ板という端子に取り付け、異常のあった 1kΩの
抵抗の代わりを取り付けました(写真1手前)。これをネジでシャーシに
固定することにしました。写真奥にあるのが取り出したブロックコンデンサ。
存在感がありますが、これにてお払い箱です。

ブロックコンデンサが搭載されていたネジ穴を利用してラグ板を
固定したのが写真2。ブロックコンデンサのあった後には 25 mm ほどの
丸穴が開いており、その穴を通して導線を引き基板裏面と接続しています。
2つのコンデンサにはおよそ300Vが掛かるので触ると危険な部位です。
そういう所はあまり端子が露出しないに越したことはないので、
せめて取り替えた抵抗のリードには赤い絶縁チューブをかぶせています。

最後に真空管に電流を供給するデカップリングコンデンサ(バイパス
コンデンサとも呼ぶ)である 300V 10uF の2本を取り替えます。
電解コンデンサには極性があって、方向を間違えると破裂することが
あります。コンデンサを取り外すことに没頭してるとあとで極性が
わからなくなることがあります。取り外す前に写真をとっておくとか
基板にマジックで+やーを記入しておきます。
電解コンデンサを取り替えたのが写真3。

今回は電解コンデンサを交換したわけですが、耐圧 400 V くらいの
電解コンデンサは秋葉原で購入します。これまでは 47uF が 500 円
前後と結構値が張っていたので、消耗品とはいえなかなかストックが
できませんでした。昨年後半から秋葉原の千石電商が 400V の電解
コンデンサを各種、格安で販売するようになりました。おかげで
修理が気軽にできるようになりました。

さて、修理のほどは...
電源をオン。しばらくして(真空管が暖まって)音が出始めます。
コンデンサの容量を大きくしたのでちょっと待ち時間が長くなったかな?
音にハリが出たように思えます。あるボジションで起こっていた
音の割れ(歪みではなく)は解消しました。ノイズが少し減ったような
気もしますが、まだまだノイズが大きいと感じています。
次の課題はノイズ対策です。

順番だと次はオイルコンデンサの交換なのですが、高圧用フィルム
コンデンサを数種類切らしているので後回しになりそうです。
抵抗の劣化が起きていそうなので、抵抗の交換を地道に行いますか。

(つづく)

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