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2010年02月26日01:00

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国立大学の学費は高すぎる

国公立大2次、前期日程始まる
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1122124&media_id=2

月日の経つのは早いもので、昨年の今頃はウチの娘が受験でカリカリとしていたものである。

世の中の景気が悪いから、私大よりも国公立を選択する受験生が多いらしいが、僕の感覚では国公立大学の現在の学費は決して安くない。

現在の国立大学の初年度の学費は、授業料520千円、入学料282千円で合計802千円である。

僕が入学した当時は、授業料180千円、入学料80千円で合計260千円だった。時代が違うといわれそうであるが、3倍以上になっている計算である。僕が入学した数年前は授業料はたしか100千円未満で文字どおりケタちがいに安かったはずである。

ドイツや北欧諸国は大学の学費はタダだと聞いたことがある。
税金が高くてもちゃんと福祉が手厚ければ国民は納得するが、日本のように何に使われているのかよくわからないような不透明感があって、若者の教育コストは物価上昇率と比較しても破格な割合で値上がりしているようでは、納得がいくはずがなかろう。大学の学費だけ考えても、子育てコストは着実に負担増になっている。

少子化対策を本気でやるつもりならば、いろいろな切り口で子育てコストを国が肩代わる必要があるし、中長期的に国力を充実させるためには若者の教育、特に理数系の教育にカネをかけるべきである。
中国やインドの台頭は理工系大学教育の充実ぶりが無関係とはいえない。中国の首脳は国家主席以下エンジニアがずらっと並んでいるではないか。

したがって日本だって昔に比べて少なくなっている若者を必死で教育しないことには国の将来が明るいはずがなかろう。
そういう意味では、国立大学の学費はぜんぶタダにしても構わないと思う。特に理数系などは奨学金等のインセンティブも充実させて、優秀な若者が競って理数系を目指すような体制をつくり上げるべきであろう。

財政再建といっても、何でもかんでもケチケチとカネを惜しめばよいというものではない。
使うべきところにはケチくさいことをいわずに、思い切っておカネをつぎ込むべきであろう。
そのためには戦略的な発想が必要である。戦略とは目標達成のための手段を考えることであり、手段の優先順位を考えることである。何かを選択するには他のことを切り捨てる覚悟も必要であろう。でも日本人はそういう戦略的な発想とか腹の括り方が本当に苦手だと思う。足して2で割るような発想は戦略的とはいえない。

もっといえば、今の日本がやっていることは、中長期的に日本の国力を衰退させるのに有効と思われるようなことばかりである。
誰かがいっていたように、民主党政府は親中国的な政策を取っているのみならず、中国の国益のために行動しているのかも知れない。

もしかしたら、民主党は日本を中国の属国にでするつもりで政権を運営しているのだろうか。
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