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2010年01月09日18:22

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なんで今頃になって

■シベリア抑留に給付金支給へ、特措法成立見通し
(読売新聞 - 01月09日 14:39)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1072941&media_id=20

テレビドラマの「不毛地帯」でも扱われた終戦後のシベリア抑留(これも旧ソ連による「拉致」みたいなものである)の生存している元抑留者に、帰国時期に応じて1人当たり25万〜150万円を支給するということであるが、正直なところ、「なんで今更」感が拭えない。

シベリア抑留の元生存者は今では10万人を切っているらしいが、元々は65万人とも最大200万人ともいわれるくらいのボリュームの抑留者がいたはずである。
終戦直後に厳寒のシベリアに連れていかれて、非人道的な扱いを受け、40万人近い犠牲者が出ている。
抑留者の中には戦後10年以上も経ってからようやく日本に帰ることができた人もいたという。
実は僕の亡くなった義理の伯父もシベリア帰りであったが、抑留時代のことはあまりに辛すぎるせいか、殆ど語りたがらなかったと記憶している。

既に大勢の元抑留者が死に果てた今頃になって「給付金」を支給するのであれば、もっと多くの生存者がいる間に支給するべきであろう。
シベリアから復員して生活基盤を立て直すのに苦労していた時期であれば、もらった給付金も活きた使い方もできたのであろうが、平均90歳近い年齢になっておカネをもらっても何に使えというんだろうか。あの世に持っていける訳でもあるまいし。

先日、都内の派遣村で交通費をまとめて20千円配ったら、外泊者が続出したというニュースがあったが、役人とか政治家というものは、自分の身銭を切らないせいか、おカネの使い方が本当に下手だと思う。
「ばらまけばいいんだろう」というような発想では、せっかくのおカネが活きない。おカネを使うにはタイミングや支給方法までキメ細かく考えるべきであろう。
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