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2009年12月25日22:24

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子供は国の共有財産である

無償化など訴え高校生パレード
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1061883&media_id=2

「子供は国の宝だ」というと、何やらキレイごと的な表現に聞こえるが、子供がいないと、次世代を担う働き手はいなくなり、僕らが年寄りになったときに年金を負担してくれる人もいなくなり、そしていずれ日本という国は地上から消えてなくなってしまうことになる。
そういう意味で、子供は国の「共有財産」であるし、「社会基盤」でもある。

少子化が進んでいるのは、若年世代の所得が増えず、カネのかかる子育ての負担に耐えられないからであるが、「共有財産」「社会基盤」だと思えば、子供の養育コストを親にだけ負荷するのは不公平であろう。
というのも、子供のいない(=子育て負担を負っていない)世帯も、いずれ次世代の稼ぎで食わせてもらう(=年金の受給)ことになるのだから、コストを負担することなくメリットのみ享受することになってしまう。

そうした矛盾を解消するには、子育てコストは社会が担うという基本戦略を国民皆んなが了解し、公的扶助を抜本的に強化するしかない。
現在行なわれているような枝葉の瑣末な議論はこの際置いといて、経済的には最下層の親のところに生まれた子供でも、きちんとした教育を(望めば)受けられるようにすべきであろう。
高校の授業料の無償化くらいで満足せずに、必要ならば学習塾やお稽古ごと等の補助教育費だって補てんしたって良い。大学教育は無償にすべきだろう。ドイツなどは税金も高いが大学教育はタダである。理数科離れが叫ばれている現状を勘案すれば、国立大学の理工系などは無償に加えて補助金あるいは助成金くらい支給すべきである。

どうせ国債を発行して国の借金を増やさないといけない(次世代の負担を増やす)のであれば、次世代のためにいくらかでもおカネを使う仕組みを考えないと申し訳ないと思う。
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