亀井プロレス説

　プロ筋に評判がメチャメチャ悪い亀井モラトリアム法案。東京新聞の解説によれば、あれは旧来の自民党的手法で、センセーショナルな案を大々的に打ち上げて世間の注目を集め、官僚に抵抗させ、落とし所は常識的な線を狙っているのだとか。比喩で言えば、亀井さんは、格闘技でなく昔流の「プロレス」をやっている、と。

　今回の落とし所、「常識的な線」は、東京新聞の予想に依れば金融庁の検査基準緩和らしい。というのも、小泉改革以降、金融庁の検査強化により不良債権処理を厳格化させられたのが、中小企業への貸し剥がしに繋がったから。これを小泉改革前に戻す、つまり、昔は優良中小企業の返済が滞っても銀行が配慮して返済期限を延期していた、そういう時代に戻すことが狙いだ、と。

　この東京新聞説、真偽はいかに？ホントだったらやや古くさい"高等戦術"だよね。国民新党を中小企業主達へアッピールすることが狙いなのかしら？