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2009年09月26日11:08

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これは裁判官の認識が間違っている。

■「初乗り480円は合法」タクシー値下げ認可命令
(読売新聞 - 09月25日 23:57)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=971328&media_id=20


ダンピングは悪循環なのだ。
また、個人という小規模経営での効果としても非常に疑問である。

なぜなら、乗客は「目の前に」タクシーが来なければ判らない。
広告を打ったとしても、ブッキングを起こしてしまえば客は確実に予約できる方法を選択する。
つまり「武器としての有効性」が希薄なのだ。

ダンピングを武器として活用するためには「薄利多売」の原則に基づかなくてはならない。
タクシーの乗車可能台数が数多くあって初めて効果を成すのである。

また一件に認可してしまえば、他件にも認可せざるを得なくなる。
大手がダンピングした場合、他の個人経営タクシーは競争力で完敗する。
さらに薄利多売方策は市場拡大を前提としなければ破綻するので
タクシー利用の現状から鑑みて、急激な市場拡大は生じえないと予測できる以上
「薄利」のみが従業員へと還元され、過酷な労働環境に繋がる事は
文中に書かれている通りである。

規制緩和する事で市場そのものの緊縮が予測される以上、
慎重性をもって臨む事は監督官省として当然の行動であるし
またそうでなければならないのだ。

この裁判官の「規制」という側面のみを観た判決の安直さに
司法の低脳化を見るに禁じえない。
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