NGOのボランティア・スタディツアーの引率でフィリピンの現地スラムにいってきた。
そして突きつけられたひとつの現実。
自分がスポンサーとしてスカラシップをしている山のスラムの家族を訪れた。
3月にも来たのだが、その時は生まれたばかりの可愛い赤ちゃんがいた。
今回訪ねたら、その子がいなかった。
高熱で亡くなったのだという…
この活動をしていて、いつもつきまとう疑問がある。
本当の幸せってなんなんだろう…
ボランティアや寄付やスカラシップなどで援助をする。
暮らしが向上したり学校に行けたりする。
しかし、
はたしてそれがこの子達にとっての幸せなのだろうか?
もしかしたら、
たとえ貧乏でも、スラムで家族や友達と一緒に自然にゆっくり生活していった方が、人間らしい生き方なのではないだろうか?
でも…
「料理が好きだから、調理師の学校にいきたいの」
目を輝かせながらに夢を語る少女がいる…
お金があったら、そんな環境があったら、すぐ病院にいけたら、もしかしたら助かったかもしれない、そんな、
小さな、でもとても大切な、幼い命がある…
だから、
オレはこれからもあがき続ける。
小さな力を振り絞って、ヘロヘロになりながら歩み続ける。
たくさんの迷いやジレンマを抱きながら、
それでも、
かけがえのない大切な命のため、
未来へつながる尊い夢たちのため、
こんなにもステキな、
子供たちの輝く笑顔を守るために…
…
山のスラムの家族にこの間来た時撮った写真を持っていった。
亡くなった赤ちゃんの写真もあった。
ドアップのカメラ目線…
めっちゃいい笑顔だった…
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