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2009年09月07日21:33

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もう少し思い出に浸って、もう少しだけ休んだら、また夢の続きへ歩みだそう。大切なのはこの次の一歩なんだ…

NGOのボランティア・スタディツアーの引率でフィリピンの現地スラムにいってきた。

そして突きつけられたひとつの現実。

自分がスポンサーとしてスカラシップをしている山のスラムの家族を訪れた。

3月にも来たのだが、その時は生まれたばかりの可愛い赤ちゃんがいた。

今回訪ねたら、その子がいなかった。

高熱で亡くなったのだという…





この活動をしていて、いつもつきまとう疑問がある。

本当の幸せってなんなんだろう…

ボランティアや寄付やスカラシップなどで援助をする。

暮らしが向上したり学校に行けたりする。

しかし、

はたしてそれがこの子達にとっての幸せなのだろうか?

もしかしたら、

たとえ貧乏でも、スラムで家族や友達と一緒に自然にゆっくり生活していった方が、人間らしい生き方なのではないだろうか?





でも…





「料理が好きだから、調理師の学校にいきたいの」

目を輝かせながらに夢を語る少女がいる…

お金があったら、そんな環境があったら、すぐ病院にいけたら、もしかしたら助かったかもしれない、そんな、

小さな、でもとても大切な、幼い命がある…





だから、

オレはこれからもあがき続ける。

小さな力を振り絞って、ヘロヘロになりながら歩み続ける。

たくさんの迷いやジレンマを抱きながら、

それでも、

かけがえのない大切な命のため、

未来へつながる尊い夢たちのため、

こんなにもステキな、

子供たちの輝く笑顔を守るために…







山のスラムの家族にこの間来た時撮った写真を持っていった。

亡くなった赤ちゃんの写真もあった。

ドアップのカメラ目線…

めっちゃいい笑顔だった…
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