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2009年09月04日17:14

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西穂高登山 その2

目が覚めると5時すぎ。相部屋だった人たちはほとんど4時に出て行ったそうな。なんでも西穂から奥穂への縦走に挑むらしい。うへえ。ご苦労なこってす。
部屋に残っているのはオレら夫妻と、昨日西穂の山頂で一緒になった1人登山のおばちゃん。おばちゃんとしばし山談義に花を咲かせ、山荘の朝食を食い、喫茶室でホットコーヒーを飲んでから出発する。

今日は焼岳への縦走。高低差もそれほどなく、快適な尾根歩きかと思ったら大間違い。沼のようなぬかるみはあるわ、道かヤブか判断つきかねるササの間はこいで行くわ、めちゃめちゃ歩きにくい崖っぷちのトラバースはあるわ。特にトラバースはデンジャラスすぎてワロタ。ひるねは地面と思って足を置いたら地面じゃなくて落ちかけていた。

ヒーコラ言いながら歩くこと3時間、焼岳小屋に到着。
ここに荷物を置かせてもらい、焼岳に向かう。

フォト
焼岳展望台にて。真正面に焼岳が見える。
地盤の隆起によってできた穂高や槍とは違い、火山活動によってできた焼岳はとてもゴツゴツしており、北アルプスの中にあっても異彩を放つシルエットである。
本当はあの頂上まで行って往復しようと思っていたのだが、早く上高地に行きたいというひるねの希望により、展望台までで引き返すことにする。

焼岳小屋からしばらくは歩きやすいゆるやかな下り。しかしすぐに樹林帯に入り、歩くのにホネの折れる難儀な道へと変わる。

フォト
3段アルミ梯子。
下から見ると5mくらいだが、上から見ると10mはあるように感じる。かなりの怖さだが、梯子なので上り下り自体には全く技術は必要ない。
梯子はこの他にもけっこうあちこちに設置されており、それ以外にもクサリやロープなどを頼りに進まねばならない箇所がある。意外とスリリングで驚いた。

急な登山道もやがておだやかな道に変わり、沢を横切ったりほとんど裸同然の外人のオヤジとすれ違ったりしながら歩くこと2時間、ようやく焼岳登山口まで降りてきた。

梓川沿いの遊歩道を歩く。登山道に比べて歩きやすいことこの上なし。
遊歩道は観光客で賑わっている。中には咲いている花を平気で摘んだりするオバハンがいたりして気分悪かった。
それにしても梓川は美しい。時々あの流れにザブンと飛び込んでしまいたい誘惑にかられる。この重たい荷物をゴムボートか何かに載せて、自分はライフジャケットでも着て流れていくのはさぞ気持ちいいことであろう。

そんな事を妻と話しながら河童橋に到着。

フォト
本来であれば橋の上に奥穂高岳がそびえる上高地屈指の絶景ポイントなのだが、あいにくの天気で上は見えない。

フォト
河童橋のそばの食堂で遅めの昼食。上高地ビール美味すぎて泣ける。

そこでしばらくの間ゆっくりして、上高地バスターミナルでタクシーを拾い新穂高へ戻ることにする。
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