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2009年06月22日08:16

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【過去】 あせち先生

突然思い出したので。


小学校の三年四年のときの担任の先生は、あせち先生といいました。女性です。
今思うと相当珍しい名前ですね。漢字では 「阿世知」 だったと思いますが、定かではありません。

たぶん四年生の終わった春休みに、友人数人で先生の家に遊びに行くことになりました。
先生の家は同じ市内にありました。たぶんバスででも行ったと思います。

先生からは事前にこんな話がありました。

「来るのは歓迎するけど、手土産とかは持って来ないでね。」

われわれは子供で、そう言われてはじめて 「ああ、こういうときには手土産って物が必要なのか」 くらいにしか思いませんでした。
もちろん持って行きません、と約束しました。


いざ行くという日、僕が準備していると、母親がやってきて、「これ持って行きなさい」 と、なんだったか果物を持ってきました。メロンか何かです。

ぼくは、「いや、持ってこないでくれって言われているから持って行かない」 と言ったのですが、親はとにかく持って行け、といって聞きません。
散々いやだといったのですが、結局持っていく羽目になってしまいました。

友人たちとは待ち合わせて行ったのですが、待ち合わせ場所ではその手土産についてブーブー言われました。
そりゃそうです。持ってくるな、ってわざわざ言われているものを持ってきたのですから、当然です。ぼくだってそう思いました。他の子はもちろん何も持っていません。

いっそ捨てていこうかとも思ったのですが、そこまでする勇気もなく、いやいやぶら下げて、先生の家に着きました。


先生に会って土産を渡すとき、僕はてっきり怒られると思ってました。
「持ってくるなって言ったじゃないの!」 くらいのことは覚悟していたのです。
まあちょっと恐い先生だったのです。

でも先生は全然そんなことは言わず、けろっと、「ありがとう」 かなんか言って受け取りました。




僕の中では、これで何かがすっかり壊れてしまいました。
何が壊れたのかは、未だに分かりません。もう僕の中に無いものですから。
でも、確かに何かが損なわれてしまったのだと思います。

言葉にしてしまえば、【約束は破ってもいいのだ】 とでもいうことでしょうか。

持ってくるなと言われている物を持って行かせる親。
持ってくるなといっておきながら、受け取ってありがとうという先生。

ぼくには到底理解できないものでした。



今でも理解できていないと思います。







さて、今日の炒め物。

今日は、焼きそばに初めて挑戦してみました。
焼きそばって物が自分にできる日が来るとは夢にも思わなかった。

・・・まあ結果的にはできなかったわけですが。


まず、作り方を見ます。
野菜や肉を軽く炒めろと書いてあります。
でもうちにはあいにくキャベツなんかはありませんでした。
あったのは、玉ねぎ。レンコン、じゃがいも、ピーマン。

けっきょく玉ねぎとレンコンを入れることになりました。買った順に使うとそうなるのです。
肉も無かったのですが、ツナ缶がありました。しばらーく前に買ったので、ずっと使ってみたかったのです。

で、これを切って、炒めてみました。
まずここで失敗したのは、油が多すぎたってことです。
ツナ缶から油が出るって事をすっかり失念しておりました。

そして、麺を入れます。
水を60cc入れます。目分量です。
水がなくなるまで炒めます。

ここでの失敗は、せっせとかき回したことです。・・・フライ返しで。
ふと気づくと、麺が粉々になっていました。ぶつぶつ切れてしまった。

おっかしいなあと思いながら水がなくなるのを待ちます。
が、なかなかなくなりません。
と思ったら、残っているのは油でした。

付いていた粉を入れてよく混ぜ、完成です。


・・・完成でしたが、食べてみたら、ちょっとダメだった。

まずレンコンはいただけない。
レンコンはもっとちゃんと炒めないとダメだね。堅い、堅すぎる。
そして味が全然染みてない。そりゃあんな粉を最後にちょっと入れてかき混ぜたって味なんて染みない。

麺がぶつぶつ。
まあ今度は箸で混ぜましょう。

そもそも野菜の選択がなってない。
そうですよね。確かに。

まだ焼きそばの麺は二玉あるので、近いうちにリベンジいたします。とりあえずキャベツを買ってこよう。
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