mixiユーザー(id:2039217)

2009年04月26日03:32

8 view

キッチンの価格考

キッチンの価格は、国産メーカーであればタカラスタンダード以外のメーカーは工務店に入る段階でかなり値引かれます。各工務店で得意なメーカーがあり、そのメーカーのスタンダードなグレードであれば大体半値で売ってくれるようです。
よくそれでオープンプライスにならないものだと思いますが、定価とはいっても各部品の定価で、ひとりひとりに設計して一点ものとして販売しているみたいな理屈なんでしょうか。

ということで、たとえばクリナップのスタンダードグレードである「クリンレディ」であれば定価で60万ぐらいからありますから、30万程度で最新のスタンダードなキッチンをいれてもらうことは可能です。
もっとも、それにプラスして古いキッチンの廃棄だとか大工手間や給排水、ガスの工事手間として20〜30万程度は最低取られるので、キッチンを入れる為の総額でキッチンの定価ぐらいになります。
この話はあくまで一般のモノで、リフォームではなかなかポンと置き換えるだけとは行かないことも多いようです。うちも公団で色々特殊だった為か、最初の見積もりでは開き扉で最低グレードの定価30万のキッチンを入れるのにキッチン本体は45%値引きなのに80万近くの見積もりが出ました。 笑

ちなみにオールステンレスのような高額キッチンは値引率が悪くなるので、やはり総額だと定価より若干安いぐらいになるようです。諸経費込みの総額で定価付近になるように割引率を設定しているのかもしれませんね。
まあ、総額で定価になるので元々コミコミ料金だと思えばそれはある意味で分かりやすいとも言えますが、値引きを前提に付けている定価なので不透明になりがちですし、キッチンのメーカーを指定するなどの我侭を施主が言い出すと、とたんに足が出るようになります。
キッチンを入れるなんて一生に何回もあるわけではないので、買う側の経験値が圧倒的に不足しており、「これだけ値引いてあげた」的なところで顧客のわがままやメンドクサイ要望を封じようとしているようにも見えます。

そんな中で日本で普通に買えるキッチンで掛け値なしのワンプライスなのは、イケアとニトリになります。

ただ、ニトリは構成に全く自由度がなく、ニトリが決めた構成を気に入るか否かになりますし、キッチン本体は設備込み20万なのに施工運搬費用として25万ぐらい取られるようなので総額45万だと思うと価格メリットはだいぶ薄くなります。(それでも同クラスの一般的なキッチンよりは安いですが)
第一に、一般のキッチンメーカーよりさらに選択肢が少ないので僕には全く魅力はありませんでした。

そういう長い前振りがあってイケアにたどり着くわけですが、結局、前回小計で出したように50万程度はかかっていますから、すごく安いってわけでもない。さらに組み立てを大工さんに頼むとプラスで2、30万かかるらしいので、イケアにすることでむしろ割高になると思います。

あと、細かい収納などの使い勝手なら、ドアポケットなど国産のキッチンメーカーの方が充実しています。

また、イケアはレイアウトがかなり自由に選べますが、使いやすさを考えると結局、国産メーカーの配列に近いものにはなるんですよね 笑
まあ、それでも自分で選んだという実感はありますが。

ただ、国産メーカーはオプションがかなり割高です。
ハイキャビネットやローカウンターなどが、半値で来ると思っても高いのです。
水回り以外の部分は使いながら考えて必要になってから追加したかったし、その時どの程度割り引いてくれるのか、ただ棚を置くだけのために工賃を払うのかと思うと、トータルでイケアはいいと思えます。
設置後もDIYで使い勝手を向上させられるという点が僕にとっては価格以上の大きなメリットに思えました。

ただ、それは僕が大物でもDIY出来るから入ってくる選択肢ではあります。
今回僕はイケアで買いましたが、僕の状況ってそう多くないと思うんですよね。イケアのキッチンで誰が買ってるんだろう。
多少割高になってもイケアのデザインに引かれて組み立てまでイケアで手配なんでしょうかね。面材に無垢を選ぶと国産なら100万越え確定ですし、天板に無垢材を選べるのはイケアだけですからねぇ。
ま、僕は天板として無垢材が優れているとは思えないんですけどね 笑
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する