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2008年12月21日15:26

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東尋坊で掴まえて(落ちないように)

えぇと……今年の旅記蔵出し第一弾!福井旅三日目です!


ていうか、蔵出しってのも今決めましたが、要は書きかけで滞っていた旅記をきちんと書いておこう、というだけです。大丈夫、需要は完全無視だw自分のために書くんだ!で、その第一弾は、なんとGWの出来事になってしまった福井旅の三日目、5月6日の出来事です。


一日目
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二日目
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=797679165&owner_id=65677
写真
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間が空きすぎ、ってレベルじゃねーぞ!





福井旅も最終日。ワリと早く起きて民宿の朝飯を掻っ込んだら、サクッとチェックアウト。えちぜん急行三国港駅から電車でひと駅、三国駅に降り立ちます。今日の午前中は、ここでレンタサイクルを借りて三国周辺を飛び回る予定。ちなみにこのレンタサイクルは、えちぜん急行利用者なら、という一応の前提条件付きで無料。あまり喧伝されていないのがもったいない。


さて、まずは三国港駅方面に少し戻る形で向かったのは『瀧谷寺』(http://www.takidanji.or.jp/)。なんでも庭園が綺麗だとの触れ込みを見て行ってみることに。開いたばかりの入口から参道を歩き本堂へ。参道は、朝の光を浴びた木々がなんとも美しい緑のトンネルを形作ってましたが、本堂から見た庭園は、美しいなりに、ワシには物足りない。なんだろ、日本庭園はせせこましい中の工夫が面白いんですが、それが足りない感がありました。

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参道。どこかへ吸い込まれそう。


むしろ、入口に戻り際に見た「龍泉庭」の方が、まぁ言ってしまえばただの池だし、たまたま光の加減でそう見えただけかもしれませんが、とてもとても美しく輝いていました。

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龍泉庭。水面に照り返る緑が綺麗。


そして自転車は東尋坊へ。ワシの東尋坊のイメージって、たぶん「東尋坊」って単語を初めて見たものがそうだったせいでしょうけど、やはり「自殺の名所」なんですよね……。ほぼ平地の現在地より崖の上に行くわけですから、当然途中はそこそこのアップダウン。運動不足を基礎体力で補う身には応えます。そうして辿り着いた東尋坊は……

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ゆるい!

東尋坊に至る道も完全に観光地化されていて、もし仮に死にたくなっても、ここは嫌だなぁ……まぁそれは、死のうとしている人を思いとどまらせるかもしれないので、良いことですが。

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こんな電話ボックスも。直接的なのか間接的なの分からん。


さてその東尋坊。要は奇岩景勝、ってことなんですが……確かに迫力。どんな高いところでも、柵もロープもないので景勝としては素晴らしいです(上写真一枚目)。もっとも、そりゃ落ちる人も出るよな、という気もしないでもない。何しろ、

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数10メートルはありますよ。安全柵とか何もないけど。


海岸沿いをひとしきり散歩。遊覧船は波が高くて乗ることが出来ずに残念。この景勝を海側から見てみたかったなぁ。仕方ないので、ってワケでもないですが、東尋坊タワーなる展望台にも行ってみました。怪しげなお店とかはあるし眺めはどうってことないし、ネタ的には良いかもしれない場所です。


自転車は、三国駅に向かって今度は下り道。快調に、漕がずに飛ばして海岸を走って立ち寄ったのが、『三国温泉 ゆあぽーと』(http://www.mikuni.org/yuaport/)。自転車の疲れを癒すにはちょうど良い感はありましたが、展望風呂は露天ではなく、若干期待はずれ。とはいえ、屋外にある足湯でビールを飲みながら海を眺めやったのは、少し快適でした。

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足湯


三国駅到着直前、昼飯に寄ったのが『三國港座』。街のコミュニティスペースであり、旅の情報局でもあるようです。でもこの日の目当ては「三国バーガー」と呼ばれる地バーガー。福井県産のビーフパテと野菜をふんだんに利用した一品だとか。「エビクリームバーガー」とともに同行の真矢とシェアしましたが、ま、味はフツーに美味しいレベル。ただ、混んでたせいか30分待ちでした。


おかげでワリとギリギリチョップな時間で三国駅にレンタサイクルを返し、ここからは……バスで永平寺に向かいます。電車じゃないのかよ!って言われそうですが、いや、乗り換え無しで永平寺まで行けるみたいだったんで……で、このバスの運ちゃんが面白かった!路線バスの運転手なのに、途中途中でいろんな解説や小咄を入れてくるんです。バス会社の方針なのか、個人的な計らいなのか分かりませんが、楽しい二時間のバス旅でした。


そして永平寺。言わずとしれた、曹洞宗の大本山です。ワシ(と我が家)は一応、神道の信仰を持っていますが、仏教では曹洞宗を奉っているらしく、葬式も、神式と曹洞宗での仏式と、両方やってたりします。閑話休題。


ちょうどこの日は、「花まつり」と言われるお釈迦様の誕生日を祝う祭典が開かれていて、門前町も参道も、白象や稚児の行列、甘茶の振る舞い、などなどで非常に賑やか。ワシらが到着した頃にはもう終盤でしたが、祭りの一端に触れられたのは楽しかったです。

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花まつり。シャボン玉製造器から無数のシャボン玉。


で、本堂の方へ。表の賑やかさに比べれば比較的静かで落ち着いた雰囲気。とは言っても、それなりに観光地化していますし、観光客も多くいますが、修行の場でもあって全国から僧侶が来てそれらの対応をしているのが、落ち着きを保っている由縁かな、とか思ってみたり。


見所はいっぱいで(例:上写真二枚目)、それはアチコチのサイトを見てもらえれば数多乗っているでしょうが、個人的にヒットしたのは、入口すぐの「大衝立」と「傘松閣」という場所の天井画。特に大衝立は、木材を綺麗な模様に切り出して、その模様の組み合わせで画を描いている、モザイク画?のようで、興奮しました。あるいは、新聞の網点の写真にも例えられるかも。台無し。笑。

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傘松閣

フォト フォト
この衝立は……  →  このような細かい細工の集合体。

荘厳な仏閣内を散策し、境内地もアチコチ散策した後は、門前町でいわゆる「永平寺そば」を所望。入った「あぜ川」というお店は、まぁフツーかな、という味。ツマミに頼んだゴマ豆腐は、中々美味かったですな(上写真三枚目)。


その後はバスで永平寺口駅、えちぜん急行で福井駅へ。土産を買って、特急しらさぎ、名古屋乗換で新幹線、と乗り継いで帰宅。晩飯に福井駅で「治部煮風能登和牛弁当」を所望。さっきソバ食ったばかりなのに!





そんなこんなで、動機としては「経県値」を埋めたい!から始まった福井(+α)旅。普段は行き当たりばったりのワシですが、計画的な真矢がいてくれたおかげもあって何かと効率的に回れた気がします。ありがとう。これで残るは徳島県だけ……というオチだったはずですが、徳島もこの9月に制覇しましたので、もうなんていうか時期失しすぎ。


今にして思えば、今年は旅の一年だったのかな、と思います(あまり「一年」で区切ることに意味はありませんが)。その最初とも言える(まぁ1月に沖縄も行ってますが)福井旅は、濃密で充実した旅でしたとさ。ちなみにこの蔵出し、第二弾に一日日本縦断、第三弾にゼミラリーの記録を予定。今年中に、そんなに書ききれんのか?





そうそう、二日目のことですが、えちぜん急行のあわら湯のまち温泉駅の踏切で、

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……裸足で立て、と?
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