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2008年12月17日21:07

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究極の幸せと笑顔を呼ぶお店『鮨あら輝』

今回は寿司好きの方垂涎のお店『鮨あら輝』をレポートさせて頂きます。
最初におことわりしておかなければならないのは、私は食の研究家でも食通でもありませんのであくまでも私や私と一緒に『鮨あら輝』さんの品々を楽しんだメンバーの感想をまとめてご報告させていただきます!
(また、レポートが異常に長くなりました事もこの場を借りてお詫び致します。)
私が初めて『鮨あら輝』さんののれんをくぐったのは1年と少し前、勤務先の後輩が美味しい物好きの私の事を思い予約を取ってくれたのです!
ご存知のように『今、日本で一番予約が取れないお寿司屋さん!』として通っていたお店ですから電話をしてから2か月以上先の事だったと思います!
あれから1年、沢山の方々をお連れしましたがみんなが見せてくれる『とびっきりの笑顔の数々!』は私にとって『宝物!』です!
さて前置きが長くなりましたが『鮨あら輝』の逸品をご紹介しましょう!
店内に入ると清潔感溢れる白木のカウンターとネタケースが無い事で感じる一体感が独特の雰囲気を醸し出しています!
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席数は10〜14ほどで目が届きやすいL字型に配置されています!
一人ずつ準備されたオリジナルのひざ掛けなどもこれから始まる極上の時間をこちらにうったえかけて来ます!
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話しをするととても気さくなのですが、パッと見怖く感じてしまうぐらい気合いの入った坊主頭で迎えてくれる大将がこちらに向かい挨拶をすることで『鮨あら輝』の極上の時間は始まります!
まずはいつものように大将が脇にあるケースからタネを取り出しカウンターに並ぶお客様の前で切り分けて行きます!
優しく丁寧な仕事を見ながらエビスをグビッと頂きます!
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その一杯が身体の中の隅々まで『至福の時間』が始まる事を伝えていきます!
自分たちの前に大根と大葉のツマとワサビが用意された時、心の中でざわめく期待感は最高値を示します!
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自身の右手が2杯目のエビスを口に運ぶ頃大将の手からひとつ目の幸せが運ばれてきます!
今回のひと品目は小田原のヒラメです!
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最高の歯ごたえと特別な旨味を身にまとい口の中から身体の隅々まで幸せが満ちて行きます!
食べ進めていると目の前にエンガワが置かれ、幸せが追加されました!
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このエンガワも脂が乗り上品な旨味を湛えています!
隣の妻と奥の友人の顔にも最高の笑顔が浮かんでおります!
続いて二品目が運ばれて来ました!
定番の蒸しアワビです!
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岩手県大船渡産のアワビは大将の手によって蒸され最高の弾力と柔らかさを与えられ潮の香り高い贈り物になるのです!
気が付くと我々はすでに何度も『美味しいネ!』とか『旨いネ!』とつぶやいているのです!
ここで小さな器に盛られたアワビの肝が出されます!
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この肝を味わうとエビスから日本酒へと切り替えるタイミングがやってきます!
このところ半年くらいその香りと美味しさの虜になった私たちはいつものお酒を注文します!
『鮨あら輝』オリジナルの日本酒『陽愛』(ヒメ)です!
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この春初めて『陽愛』をいただいた時の鮮烈な印象は今でも覚えています!
香り高く重すぎず軽すぎず、口の中で穏やかに広がる旨味は気品を感じます!
細かな説明は難しいのでラベルをアップしておきます!
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現在お店で出されているのは『その2』というシリーズになります!
美味しい日本酒をいただいてこの幸せな時間を楽しんでいると次の逸品が目の前に運ばれて来ました!
実は少し前から目の前で大将が切り分けていたのですが対馬のカツオのタタキです!
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深い赤からほんのりと桜色の部分までのグラデーションは見る者を感動させ、なめらかな歯応えは経験した事のない衝撃を感じさせます!
特製のタレがカツオの奥に眠る旨味を引き出しています!
カツオの余韻に浸っていると続けて誰もが喜ぶアレが出てきました!
北海道厚岸のウニと大船渡のイクラです!
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上品な佇まいの器には透き通った赤と美味しそうな黄色が寄り添っています!
この品を目の前に置くと『思い切ってガバッとほうばりたい!』という気持ちと『もったいないからチョットづつ食べたい!』という気持ちが心の中でせめぎ合います!
厚岸のウニはあくまでも透き通った甘味で主張をし大船渡のイクラが持つ軽い塩気が二つの個性と旨味をひとつに纏めてより大きな幸せへと変換して行きます!
ここで私の好きな男気一杯のガリもご紹介しましょう!
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甘さを抑え生姜の辛味を直接味わえる定番です!
ここで次の逸品を想像し得る香ばしい香りが店内に漂って来ました!
こちらのお店で手造りされたボラ子の味噌漬けです!
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塩気を抑えてボラ子の旨味を前面に押し出した逸品は程良く炙られほんのりと熱を帯びる事で最高のお酒の友になります!
こちらもついついチビチビと箸でつついて食べてしまいます!
ボラ子を楽しみながら仲間たちの会話が弾んでいると大将がニコニコしながら大きな塊をカウンターに乗せました…!
そうついに真打ちの登場です!
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この大きさと脂の乗りとキメの細かさそしてこの色合いがただものではない事を物語っています!
大将に尋ねると『大間のマグロ290キロ』だそうです!
『鮨あら輝』のマグロを食べたくて日本全国からお客様が訪れるという逸品だけあって、目の前で切り分けられているその姿を酒の肴に旨い日本酒がグイグイと体内に取り込まれて行きます!
大将の厳しい眼差しの下、丁寧な仕事が大間のマグロを最高の握りへと変化させて行くのです!
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カウンター越しに見ているお客様は皆大将の手もとを凝視し店内が静かになる時間が訪れます!
初めは赤身がにぎられます!
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握られた時に綺麗な曲線を描くように仕事が施された赤身のにぎりは白木のカウンターの上で素敵な輝きを放ちます!
その旨さが最高に高めらた大間の赤身は口の中でほどけるシャリと出会い想像を超えた旨さを届けてくれるのです!
大将の手で最高の贈り物へと変化していく瞬間は本当に短い時間です!
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カウンターの端に陣取ったお客様は一番最初に握りが運ばれて来て、残りのお客様の熱い視線を受ける事になります!
口に運んだ後に何か言葉を発しようものなら時に静寂を呼び込む事になります!
続いて目の前に出されたのは中トロ2カンです!
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先程の赤身に比べて桜色を帯びた光沢の美しさと口の中で溶けて行く時の旨さは絶品です!
大将が言うにはあと2日程経過するとその旨味は頂上に達するそうです!
美味しそうに輝くこの中トロを口に運んでみます『旨い!』『とても旨い!』と感じます!
その時大将からサプライズが…『最高に熟成された中トロも味わってみて下さい!』と目の前に運ばれたのがこの逸品です!
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シャリの形をなぞったように柔らかく描き出された曲線が熟成された中トロの真髄を感じさせてくれます!
口の中でとろけて行く感触は大トロのそれに勝るとも劣らないのではないかと思わせるほど完成されていました!
『すごい!』『深みの違う旨さが味蕾を刺激してきます!』
熟成の度合いが違う最高の中トロを2種類味わう…!
こんな幸せをプレゼントしてくれた大将に『感謝!』です!
中トロの衝撃の余韻をゆっくり楽しんでいると大将の手で千両役者が運ばれて来ました!
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そう『大間産290キロのマグロから切り出された大トロ』です!
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紅色や桜色やルビーの様な色がちりばめられ宝石のように輝いています!
最高の逸品を口に運ぶと大トロ自ら溶けて行きます!
それと同時にシャリも口の中でほどけて行き、その優しくも深い味わいにいつも驚かされます!
そんな時心の底から『幸せだナ〜!』という言葉が湧いてきます!
3種のマグロを味わい極上の幸せ感を噛みしめていると次の逸品が目の前に出されました!
それは船橋のコハダです!
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サッパリと潔い味わいが新しい扉を開いてくれます!
ここで大将からの二品目のサプライズが…!
『石川県のハゼを握りますので食べてみて下さい!』との事!
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もちろん私は初体験!
口の中で広がる旨味と肝の深い味わいがバランス良く、スダチの香りが絶妙で野性味を感じるひと品でした!
ここで隣の席でご一緒させていただいた浦和からお越しの先生グループから極上の日本酒を分けていただく事になりました!
『黒竜88号』名前は聞いた事がありましたが見るのも口にするのも初めてです!
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ホームページを見ると『こだわりの酒』という分類に属していました!
『「おもてなし」とは本来、「表裏ない」気持ちで客人を迎えること』との表記がありましたが『もてなされている感!』を強く感じる大吟醸酒でした!
限定品との事ですがもしお店で見かけたら必ず買いたいと思うほど上質な味わいと格調高き香りを味あわせていただきました!
『先生御馳走様でした!』
興味のある方は下記URLへどうぞ!
http://www.kokuryu.co.jp/brew/kodawari.html
さてお酒の話が長くなりましたが定番のひと品が目の前に運ばれて来ました!
熊本県芦北産のスミイカです!
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画像を見ても解ると思いますがタネには細かな仕事が施されています!
1年前に『あら輝』さんのイカを初めて口にした時には、今までの認識との違いが激しくショックを受けた事を覚えています!
大トロのように口の中で自ら溶けて行く訳ではありませんが、スミイカを噛みしめようとすると『まるで1本1本編み込まれた織物が口の中でほどけて行くように広がっていくのです』
『あら輝』さんのイカをほうばった人はここで気付くはず『イカがシャリと同じくらいの大きさに口の中でほぐれシャリとまざり最高の食感と旨味が今口の中にある…!』と!
イカに感激しているとカウンターでは次のタネが準備され始めます!
『先程から奥の厨房より香ばしい美味しそうな香りが流れて来る!』ということは・・・
そうエビです!
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見て下さいこの妖艶な縞模様!
今日は大分県別府のエビだそうです!
男性には二つに切らずに出される事もありますが今日は綺麗に並べていただきました!
口に入れ噛みしめるとその肉厚なタネの旨味とコクに驚かされます!
そこで次の写真を見て下さい!
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美味しさを呼ぶ三重奏が見えましたか?
そうなんです旨味や深いコクノ素である頭に近い部分をネタの下に忍ばせてあるのです!
これにより噛めば噛むほど旨味とコクが口の中に広がり、みんなを幸せに導いてくれるのです!
昨年の冬『あら輝』さんで初めていただき激震を感じた逸品が今日も目の前で準備され始めました!
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『冬のあら輝』限定の逸品です!
『丁寧にそして優しく』大将の手で握られた逸品はカウンターに置かれるのではなくお客様の手に直接渡されます!
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この時お客様は大将から『お鮨』を受け取るだけではなく『心』も受け取っています!
待望の白子のにぎりがこちらです!
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期待に満ちた気持ちの中、お客様は白子の握りをほうばり『最高の笑顔!』になるのです!
北海道浦河町の白子も軽く炙られゆずを一振りされ皆さんに幸せを運ぶとは思っていなかったでしょう!
大トロやスミイカ等、口の中でとろける系の逸品がいくつか出されますが、白子の握りは想像をはるかに超えた口溶け感です!
オーバーでは無くソフトクリームを口に含んだ時の口溶け感の様である意味ショックです!
そして溶けゆく白子は絶品と言える旨味と奥深いコクで我々を幸せ一杯にしてくれるのです!
ここでカウンターに先程見かけた器が出てきました!
そこから取り出されるのはあの逸品赤身のヅケです!
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マグロは先程の大間の290キロ!
30分ほど漬け汁に浸されて香りと旨味と綺麗な色彩を身にまとい赤身のヅケとして舞台に再登場です!
漬け汁の香りが心地良く、旨味が増した赤身はひと手間加えられる事で素敵な輝きを身にまとうのです!
と感激していると次の逸品が準備されています!
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今日はもうひと品『旬彩』が出されると聞きみな固唾を呑みます!
大将が優しくタネをつまみひとつひとつにぎって行きます!
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目の前で繰り広げられる匠の仕事と手さばきは『それ自体が御馳走!』になります!
ここに座って時に厳しく時に優しい『あら輝の技』を見ていると自身の仕事に対する思いが高いレベルにリセットされて行くのを感じます!
さて白子に続いて手から手へ幸せが渡って来ました!
漬けて焼いてほぐしたうえに黒胡椒で和えた北海道のホタテです!
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漬けて焼いて香りが立ったホタテのにぎりを口に運ぶと独特の弾力はそのままに、あのほぐれ感がまたやって来ました!
噛めば噛むほどにじみ出てくるホタテの旨味は黒胡椒という句読点を間に挟み『和と洋』のテイストをバランス良く表現してきます!
『Oh!GREAT!』
店内には美味しさに溢れた香りが漂って来ました!
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カウンターでは香ばしく炙られた穴子が切り分けられています!
目と鼻と耳と最後に口で『あら輝の穴子を味わいます!』
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千葉の穴子は大将が丹精込めて煮たものを直前に香ばしく炙り、最高の状態に高められタレや塩でいただきます!(今日は特別に塩もタレもいただきました!)
フワフワでホクホクそしてトロトロこれが食べた後での感想です!
今日はひと品目がヒラメでしたので明石の鯛はにぎりでいただきます!
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鯛独特の歯応えと想像を超える旨みの攻撃にお客さんの笑顔は華やいで行きます!
ここで大将から『こちらで今日のひと通りです!』と声を掛けられみんなの顔に変化が表れます!
長いようで短い夢の2時間半が終了してしまうという悲しみと、本日のひと品ひと品を思い返し、最高の笑顔の中に悲しみを湛えた表情…『あら輝』さんでしか見た事がありません!
しかしここで我々は大将に無理をお願いします!
『いつものアレをお願いします!』
そして大将は『かしこまりました!』と言い垂涎のひと品の準備を…!
『斉藤さん今日は大間の大トロも使いましょう!』と大将がとびっきりの笑顔で大トロのさくを見せてくれました!
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『この大トロが入った例の物…!』
『ゴクリッと喉が鳴りました!』
大将がお願いした分の例の物を手巻にしていきます!
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赤身や中トロ、ヅケや大トロ等バージョンはいくつかあります!
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こちらが例の物『チョモランマ』です!
手巻きの中には赤身とヅケのタタキが入っており一番上には大トロが鎮座しています!
最高ランクの海苔の香りと歯応えに大トロの旨味が加わり、口から鼻へ磯の香りと幸せが同時に抜けて行きます!
シャリとタタキと上質な海苔が演出する旨味とコクのコラボは今までの逸品達と違った美味しさを感じます!
さて本当に『最後の逸品』の時間になりました!
上がりのひと品として定番のカンピョウ巻です!
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『あら輝』さんのカンピョウは甘さが少なくガリと同じようなテイストなんです!
我々は『男前カンピョウ巻』と呼んでいます!
カンピョウ巻を味わいながら本日のひと品ひと品を思い出しニマニマしていると本日の『幸せの時間』は終了となります!
私は1年チョット『あら輝』さんで最高のタネと最高のシャリを最高の匠の技でいただいてきました!
もちろん行く度に『美味しい』『旨い』と感激を繰り返していますが、強く印象に残ったのは大将の繰り出す『匠の技』と『おもてなしの心』です!
我々は自身の仕事の中でお客様に対して『あら輝さんのおもてなしの心』に値する心配りができているのでしょうか…?
『あら輝』さんで究極の美味しさと至高の時間を過ごす度に自身の仕事への思い入れが深まる…!
近頃はこんな感覚を受けています!
これからも定期的に『あら輝』さんに来れるように『真剣に仕事と向き合おう!』と心に誓いました!
※『鮨あら輝』の大将へ。 我々がお店に伺う度に最高の時間を演出していただきまして本当にありがとうございます! また今回は写真まで撮らせていただくというわがままを許していただきまして誠にありがとうございました!
『鮨あら輝』スタッフの皆さんへ。 いつも温かく迎えていただきありがとうございます!
これからも宜しくお願い致します!
※最後まで読んでいただいた方々へ。 長い長いレポートを最後まで
読んでいただき誠にありがとうございます! これからも頑張ってレポートをアップ致しますので宜しくお願い致します!
by千葉の斉藤

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