戦火に散った左腕 投手を表彰
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【島清一】
足を高く上げ、流れるようなフォームで強靭な左腕から投じられる剛速球と垂直に落ちるかのような「懸河のドロップ」は、当時の中学野球のレベルをはるかに超えるものだったと言われている。生涯を通じて大学野球・中等野球(高校野球)の発展に貢献し、「学生野球の父」と呼ばれた飛田忠順(穂洲)は、この時の嶋のピッチングを「天魔鬼神の快投」と評した。
明治大学に入学後、学徒動員によって戦地に駆り出され、ベトナムの海岸線付近を北上中に、アメリカ合衆国の潜水艦に攻撃され戦死。享年24。尚、明治大学在籍中に結婚していたと伝えられている。
一説には、野球マンガ「巨人の星」において、原作者・梶原一騎が主人公、左腕の剛速球投手である星飛雄馬のモデルにした、とも言われている。そのためか、TV版の「巨人の星」第125話「ズックのボール」において、嶋と飛雄馬の父・星一徹が戦場で出会い、嶋の戦死を一徹が看取る、という架空の話が放送されている。
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