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2007年12月12日00:13

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七夜連続小説��

前夜のあらまし…

ちょっと本線から脱線した話となった。家の事ではなく、レストランのバイパス店とレギャン店の感動秘話(!?)。家の話は急遽探したが良い物件がなく途方に暮れたシーンからだ。さてさてどうなる事か…。


☆ 七夜連続小説  <第三夜>

クロボカンという地区に現在住んでいるのだが、どうやらその近所ではなかなか安い物件がないようだ。おそらく高くても借りてくれる白人がいるから、貸し手も強気のようだ。まいった…どうしよう…。

途方にくれていると、再び大家のセキュリティーから電話がかかってきた。大家のセキュリティーと毎回書くのは文字数を取るので、ここいらで彼の名前を明かそう。彼の名は「ワヤン」。バリ人のカースト制度で平民であれば、長男は必ず「ワヤン」か「プトゥ」か「グデ」である。従ってワヤンというだけでは恐ろしい人数がいる。しかし彼はバリ人にしては珍しく体型がふくよかで、私の個人的目測ではあるが、おそらく120キロはある。顔は小錦にすこし似ている。ともかく大家のセキュリティーことワヤンがまた電話してきたのだ。内容は「今から会いたい」とそれだけだった。その日の夕方、彼は家にやってきた。色んな良く理解できないような話をたくさんしていったのであるが、要点はこんな感じだった。「今、この家を僕の知り合いが買い取る話になっている。もし継続して住みたいのなら、その買い手を紹介するから、直接に家賃の交渉をしたらいい。私はコミッションを取らないので、いくらかの気持ちとしてのお金をくれればそれでいい。」なんと!?これはいい話ではないか? 実際この今の家は来年の4月分まで支払っている訳だし、それならまだゆっくりと話を進める事ができる!!

と、同時にひっかかる事があった。あれ?土地の権利書って誰が持っているんだろうか?ん?買ったって言ってるけど、それがウソで金だけ取られて、トンズラかまされたらキツイなぁ。しかし、これを自分で確かめるのは至難の業だし、契約時に法律に詳しい人間を連れていくしかないなぁ。でも、そんな知り合いいないなぁ。などと考えて見ると、そうだ!!レギャン店の契約時に私をイジメくさった、白人が雇っていた弁護士がいるじゃないか!!

どうしてそういう結論にいたったかと言うには先日の説明では不足だろう。普通に考えれば自分を敵対視していた弁護士に頼むのはどうか?と思うのだろうが、実は変な事件があったのだ。昨日の日記に2回目の支払いから60万円ほど差し引かれたと書いたのだが、どうであれ、すぐに支払うように白人に命じたのは、弁護士だったのだ。

実はこの弁護士は以前はおそろしいほどに私にツッコミばかり入れて極力、私を悪者にしたいようだった。時には怒鳴ったりされた事もある。しかし今ではむしろ友好的な態度になった。
その理由は定かではないが、先日こんな事件があった。

時期はずれに、10人ほど警察官がウチにやってきた。KITAS(ワーキングビザ)や警察の届けの書類や営業許可のようなモノを見せろというのだ。これは外国人に対してはよくあるのだが、私の家には今まで一度も来た事がなかった為、私は直感的に「誰かのチクリ?」と感じた。もし少しでも不備があれば、結構な金額をせびられる。そして、もし何もなくてもそれなりの接待をしないと今後イジめられる可能性もゼロではないらしい。

私は前にバリ州副知事やバドゥン県議員長他、偉い人をたくさん連れて、地元の高知県に行くお手伝いをした経験がある。当時の高知県知事である橋本龍太郎の弟、橋本大二郎との懇談会のアポをとり、実現させたのは私だ。ニュースや新聞にも私の写真も載っている。

だから、その時に取った写真や、もらった名刺をわざとにパスポートにはさんで警察に差し出した。警察の態度は急変した。「この人達とは、どこで知り合った?」「どういう関係だ?」と質問攻めにあったのだが、結果、警察は何の文句も言わず帰っていったのだ。

これはあくまでカンでしかないのだが、調査とイジメを兼ねてその弁護士が私の家に警察を派遣させたのではないか?と私は踏んでいる。私を良く知る日本人エージェントの方とも相談したのだが、彼もまた、その可能性の高さを示唆してくれた。

弁護士は先日、私にお金を渡してくれる際に、実際に依頼主である白人に「インドネシアでは○○だから仕方がない」などと強い言い方をして、私には優しい態度になり、むしろ私を応援するような言葉も言うようになったのだ。

それだけの不確かな理由で、この弁護士を信用する訳ではないが、流れ的に安い金額でも私を助けてくれそうな気がするので相談だけでもしてみる分には損がなさそうだ。

さてさて、この家に継続して住めるのか? はたまた更なる誰かの陰謀の序曲なのか?
謎に包まれながらも、この家でこの日記を書き続けるのであります。



                                            つづく




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