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2026年10月26日23:25

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水曜クビ×4日記1539:AIメイドというかガイノイドというか



建設会社の現場監督ニックには、愛妻マギーと幼い娘アイラ、そして赤ん坊のマックスがいる。一戸建てに住み、ガレージで古いバラクーダを弄る幸福な日々を送る彼だが、ある日マギーが心臓病で倒れるという試練に見舞われた。移植のためにマギーは長期入院となり、ニックは家事育児仕事の全てを1人でやるわけにいかず、やむなくAIロボットを購入。アイラが「アリス」と名付けたこのロボットは完璧に家事をこなし、アイラとマックスを預けても安心な存在となっていく。しかし…




「ザ・ハウスメAIド〈服従〉」


以下、ネタバレのドレスは王道で。フリルも駄目。


引き算引き算引き算
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AIロボットの暴走を描いた映画なんて山ほどあって、古くは「ウエストワールド」、近作では「ミーガン」なんかがすぐ思いつく。本作は特に「ミーガン」を意識していて、家電へのアクセスとか自分のプログラムを複製するとかのスマートぶりに今どきのSFだなという印象を受ける。面白いのは、最近ニュースでもよく取り上げられる「AIは人間の仕事を奪うのか」問題を前面に出している点。ウェイトレスは当然のようにロボット化され、病院でも医師はほぼロボット(マジかよ)。工事現場もどんどん人間からロボットに置き換えられている。AI解雇の影響を受けないのは職人・ブルーカラーらしいが、本作でも工事現場は暫くAIへの置き換えが進んでいなかったという設定でニックは監督だから解雇を免れるという展開がある。ブルーカラーの年収はかなり上がっているようで、ニックの生活様式が裕福に見えるのはそういう現実を踏まえてのことかも知れない。
本作、AIが暴走するキッカケも独特で、なんと映画の「カサブランカ」。ニックがカサブランカのファンで、この映画の良さを理解するには「一旦ネット上のカサブランカにまつわるデータを消して、実際に本編を観るのが大事」とアリスにアドバイスしたのがマズかった。言われた通りに映画を観ようとアリスがメモリを消去したために、人間に害を及ぼさないよう設計されたセーフティが無効になってしまうのだ。確かに映画ってのはちゃんと自分の目で観なくちゃいけないが、本編観ないで知った気になってる若ぇ奴らに言うならともかく、AIに言っては危険かもね。バスルーム決戦のさらにその先も展開があって、サスペンスの盛り上がりがキチンとあるのが高評価。そしてまぁまぁエロいところもオッさんには嬉しいやね。ミーガン・フォックス、セクシィでございますよ^_^

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余談1:モンティの家にもAIメイドがいる、という設定が上手かった。アリスを止めようとしたこのAIメイド、顔が傷ついてましたよね。つまり彼女はモンティから暴力を受けていたということ。人の仕事を奪いながら人に尽くし、人の怒りの捌け口となる。AIメイドがつくづく気の毒に思えてくるし、移民問題のメタファーにも見えてくる。

余談2:本作の重要関連映画は2本。一つはもちろん「カサブランカ」で、もう一つは「ゆりかごを揺らす手」である。本作でマギーを演じた40代の女優マデリーン・ジーマは、「ゆりかご…」でアナベラ・シオラの娘を演じてた子役です。恐怖の乳母が出る映画に、子供役と母親役の両方に出演するとは、かなり珍しいキャリアかも。
「カサブランカ」については、気の利いた引用もあった。ひと段落して1人でバーにいたニックの前にアリスが現れて口にしたのが「カサブランカ」のボギーの台詞のもじり。

「Of all the gin joints in all the towns in all the world, she walks into mine.」
(世界中に星の数ほどバーはあるのに、よりによって彼女は俺の店に来やがった)

これのsheをyouに置き変えて言ってました。粋ですな。

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