元禄時代の風聞集にあったエピソード。毎朝ぐったりしている男がいて、医者が理由を問うと「毎晩のように美女や稚児とセックスする夢を見て、朝起きると大量に夢精してしまっている」とのこと。エロいことを考えながら寝付くからだと考えた医者は「恐ろしい鬼の姿でも考えながら寝なさい」とアドバイス。数日後、やっぱり男は朝からぐったりしている。不審に思った医者が話を聞くと、「恐ろしい鬼を想像しながら寝たら、今度は鬼にホモレイプされる夢を見るようになって、やっぱり朝起きたら大量に夢精してしまっている」
みたいなオチ。「自分の過去のいまごろ」機能で表示された17年前の自分の日記に書かれていたのだけれども、今読んでみても かなり秀逸なエピソード。よくぞメモしておいてくれた、過去の自分。
しかし、この男性は新たな性癖に目覚めたはいいとして、その欲望を満たすことができたのだろうか。江戸は男色文化が盛んだったと言うけれど、実態としては「女性の代わりとして美少年を愛でる」だけ。ガチムチやオッサン同士で掘ったり掘られたりするのは主流ではなかったし、そういう体験をするための出会いの場があったという話も聞いたことがない。
陰間茶屋で若衆を買って「掘ってくれ」と頼むというのも考えるが、若衆も基本「受け」で仕事をしている人たちだけに、特殊オーダーに応じてくれるかどうかは分からない。もめて出禁になる可能性も否定できない。
いわゆる「張り型」は存在するので、買った女に張り型を渡して「これで掘ってくれ」と頼む というのも考えるが、これも応じてくれるかは相手次第なので、何とも言えない。こちらも悪くすれば出禁になる可能性。
そも、鬼のような屈強な男に掘られたいというのであれば、若衆や女郎では「違う」よなと。そっち系には生きづらい世の中だなと思う。目覚めなければ幸せでいられたものを…。
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