霊媒師・愛里は、除霊の依頼を受けて山梨にやってきた。訪れたのは、ひとけのない山林に建つ昔ホテルだったという広い屋敷。オーナーの女性・禎子が、屋敷内で男の亡霊を見たという。その男は背が高く、口の裂けた不気味な顔をしていた。オカルト好きの禎子は愛理の能力を信じているが、息子・郡治は半信半疑だ。愛里は亡霊を待ち構え、なぜ霊が現世に留まっているのか突き止めようとするが…
「ネバーアフターダーク」
以下、ネタバレアフターダーク。



タイトルを訳すなら
「夜になったら、やっちゃダメ」
といったところか。夜はゴーストさんのチカラが強く、除霊には向かないらしいから。あるいは「夜は明けない」という意味かもしれないが。
幽霊メインのJホラーかと思いきやヒト怖系にシフトして後半にはその2つが合流するという作品で、面白いは面白い。除霊のロジックや「逃げる郡治」「窓辺の禎子」「口裂け」の伏線回収もちゃんとしている。旅人である愛里のボルボのナンバーが見えないようにしている芸の細かさもある。キャストもハマっていて、吉岡と正名という「気味悪いおじさん」コンビの2人は適材適所感しかありません。
ま、ただ舞台が一箇所限定というのが少々退屈だし、愛里の姉が死ぬことになった事件への言及が思わせぶりなまま終わってる点など、ダメなポイントもある。除霊依頼の手紙の束や、どちらとも取れるエンディングから「続編」へのフラグは立っているように見えたので、そこでお姉ちゃん絡みの展開があるのかも知れない。
決して悪い出来じゃないし、ヒロインの個性も好ましいんだけど、頭一つ抜ける何かが欠けている感じ。2000円の定価じゃなくて1400円くらいの割引料金なら、鑑賞の価値はあり。
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