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2026年05月08日06:36

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水曜クビ×4日記1456:サンキュー、チャック


カリフォルニアが大地震で水没したのをきっかけに、全世界的に災害が多発してインターネットも繋がらなくなった。誰もが世界の終わりを予感するようになると、街中に「チャールズ・クランツ 素敵な39年間。ありがとうチャック」という会計士(?)の広告が溢れるようになっていく。数ヶ月後、世界は改善の兆しもなく、クルマ移動も電話による通話もできなくなった。教師マーティは、世界最後の日を愛する人と過ごすため、元妻フェリシアの住む住宅地へと歩き出す…


「サンキュー、チャック」


以下、僕の中にはネタバレがある。

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3個のチャプターから成る「チャック」ことチャールズ・クランツの物語。どんな内容かと言うと…ダンスと人生訓で彩った「ユージュアルサスペクツ」ってとこか。スティーヴン・キングらしい超自然な部分(屋根裏部屋)もあるにはあるけど、基本はヒューマンドラマで「ショーシャンク」や「スタンドバイミー」寄りのハナシでした。

ふと立ち止まって「死」について考えるとき、悲観的になるか楽観的になるか、現実的になるか。それは人それぞれですわな。単に「怖い」
と感じるか「どーせいつかは死ぬんだし」と悔い無く生きようと考えるか、葬式の手配を含めてカネの心配をするか……チャックのように「死」に対して哲学的な答えを提示できるかどうかはわからないけど、この映画を機に「死」を身近に考えてもいいかも知れない。これまであったこと、会った人、感じた思い、全てを脳内宇宙で整理・編集して、走馬灯上映会用にストックしておきたくなる。
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劇中、ホイットマンの一節を含め、キラーセンテンスに溢れているのも素敵。中でも〈数学はアートだ〉とじぃじが言ってたのが印象的。と言うのも、医学部と歯学部を出た祖父が常々〈医学はアートだ〉と口にしていたから。アートという言葉には「型にはまらない自由」とか「美しさ」とか「創造と想像」なんてイメージがあるが、ま、これは正直どんな職種・学問にも当てはまる通俗的なもんかも知れない。でもこのセリフで、マーク・ハミルが一瞬おれの爺さんに見えちゃう不思議な経験をした。墓参りに行かねばな。

面白い・つまらないではなく「気づき」を与えてくれる映画。ダンスも素晴らしいし「カバーガール」などの映画引用にもニヤけるし、トムヒの腕・脚の長さに驚くしで、俺は楽しかった。忘れ難い一本になったのは確か。ぜひ。
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