ラインハルトとヒルダの子にしてキルヒアイスの名を継ぐアレク大公、実父ロイエンタールと義父ミッターマイヤーという「双璧」を父に持つフェリックスは、幼馴染にして親友として育つ、
しかし2人の父に恥じぬ立派な軍人へと育ちつつあるフェリックスに対して、体が弱く文人気質のアレク大公は軍人としての資質は全く見られない。
ローエングラム王朝の皇帝は軍人たるべし。ローエングラム王朝を支える重責を抱える摂政皇太后ヒルダは、実子であるアレク大公の成長を願って敢えて厳しく接するが、かえって親子の溝は深まるばかり。アレク大公は、自分を全否定する実母よりも、自分に理解を示してくれる伯母アンネローゼを強く慕うようになる。
それでも多くの人間が「いつかはラインハルトのように成長する」とアレク大公を見守ってきたが、アレク大公に父ラインハルトと同じ皇帝病の因子発見。アレク大公がラインハルト同様に短命となる可能性に思い悩んだヒルダは、アレク大公を廃嫡として、フェリックスをアンネローゼの養子にして帝位継承させることまで考えるに至る。
廃嫡案は思いつきのままお流れとなるが、不幸なことにアレク大公の耳に計画が届いてしまう。このままではいずれアンネローゼとの繋がりさえ奪われかねないと考えたアレク大公は実力での皇位継承を決意。実母や親友との対決も辞さない覚悟を決める。
アレク大公は芸術の師であるメックリンガー、乳母の夫であるケスラーといった、かねてより自分に同情的だった元帥と連携。さらに立憲帝制実現を餌とすることで、カール・ブラッケ、オイゲン・リヒターといった開明派の政治家や、ヤンの後継者ユリアンに影響を受けて議会制に理解があるミュラーやワーレンを取り込み一大勢力を結成。自らが「獅子の子」であることを証明する。
宇宙艦隊司令官兼国務尚書ミッターマイヤー。アレク大公への忠誠は変わらないが、親友ロイエンタールの息子であるフェリックスを守らねばならないという使命感もまた変わらず、またフィリックス ひいてはミッターマイヤーの栄達を願ってアレク大公廃嫡を望むバイエルラインやジンツァーといった「軍部主流派(ミッターマイヤー派)」も切り捨てることはできず、結局はアレク大公と対決せざるを得ない状況へと追い込まれていく。
フィリックス・ミッターマイヤー。誰よりも身近にアレク大公に仕えてきたフィリックスには、アレク大公が「獅子の子」であることは十二分にわかっていた。しかしフィリックスの体に流れる「梟雄」の血は、たとえ慈しんでくれた義父を巻き込むことになったとしても、「アレク大公と宇宙を巡って争いたい」という欲望に勝てなかった。
マリーンドルフ伯の調停工作もむなしく、三度決戦の地となるランテマリオ。勝敗の鍵を握るのは、未だ去就を明らかにしない沈黙提督アイゼナッハの動向。アレク大公とミッターマイヤー親子の対決の結末は?銀河の歴史がまた1ページ… というところまでは考えた。実生活で疲れているからか、妄想だけは捗る。
読み返したらビッテンフェルトの立ち位置が決まってないのだけれども、良くも悪くも単純な人なので、アレク大公が膝つき合わせて「卿を頼りにしている」と言えば、その気になると思うのだよなと。フェルナーは良くも悪くも中立。
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