ハル&ビルのシェルバーン兄弟は、ある日失踪した父の荷物のなかからドラムを叩く猿のおもちゃを発見した。「命好き」と書かれたその猿のゼンマイを試しに巻いてみると…なぜか人が死ぬことが判った。ベビーシッターを亡くし母も亡くした2人は、引越し先…メイン州キャスコの伯父夫婦の家で猿を封印する。それから25年後…息子ピーティを連れて帰省したハルは、伯母を含む町民数人が立て続けに奇怪死を遂げたことを知り、猿の封印が解けたことに気づくのだが…
「ザ・モンキー」
以下、ネタバレを巻いて、あとはお楽しみ。



ホラーというよりブラックユーモア作品。ピタゴラスイッチ系から人体破壊系まで各種死にざまを取り揃えている映画です。その無茶苦茶さに笑うしか、もとい踊るしかないという話。ピーティが終始冷静なのも可笑しいし、珍妙なイジメや意味不明なチアガールたちも不謹慎ながら笑ってしまう。ジャパニーズ鉄板焼レストランでのアニー・ウィルクス(ミザリーの主人公と同名)の死は、「探偵マイク・ハマー 俺が掟だ」を思い出してしまった。
たまにはこーゆー頭使わないクダラナイ映画もいいな^_^
1952年。「戦果アギャー」として嘉手納基地に侵入する若者たち…そのリーダー格として先頭に立つのは「オンちゃん」で、血の気の多い弟のレイが後に続く。明るい性格のグスクはオンちゃんの親友にして右腕。オンちゃんの恋人ヤマコの兄代わりでもあった。盗んだ物資を載せたトラックで脱出を図った一味だが、銃撃を受け皆散り散りに逃げることになった。レイは逮捕され、グスクは無事フェンスを超えて逃亡できたが、オンちゃんだけは戻ってこなかった。無事なのか米軍に殺されたのか、消息不明のまま数年が経過する。グスクはオンちゃんを探すため琉球警察の刑事となり、刑務所に入れられヤクザとなったレイは裏社会との繋がりから兄の情報を集める日々だ。そんななか、特飲街では米兵による蛮行が頻発し、クズクらがホシを逮捕する間もなくMPに身柄を奪われることが当たり前になっていた。グスクのフラストレーションが溜まるなか、教師となったヤマコの小学校に米軍機が墜落、大惨事を招いてしまう…
「宝島」
以下、俺はウチナーンチュ、ヤマトもネタバレーも信用できんさ。



大友監督の力作。東映・SONY・電通のロゴが出てきて、これだけの会社がタッグ組んだらカネかけてんだろーなと漠然と予感。確かにセットの力の入り具合は凄いしコザ暴動の迫力には目を見張る。でも、ミステリらしい意外性や刑事モノの魅力はあまり無いプロットだった。オンちゃんがどうなったかの話じゃなくて、痛ましい史実を並べて「うちなーんちゅ」が爆発するまでの物語に終始していた印象。沖縄の人々の辛苦と歴史を描くのは価値あることだし最大限評価はするけど、エンタメ度がどうしても低い気がする。コザのアンダーグラウンドや「やまとんちゅ」への怒りなどは「沖縄やくざ戦争」や「Gメン75 沖縄三部作」でしか知らない俺だけど、東映だったらメッセージ性に加えてもっと娯楽性があるハナシにできたんじゃないかという気もするんだよな。相容れない両者…刑事とヤクザ、あるいは刑事と米軍が真実に肉薄していくスリルがある物語なら良かったのになぁ、と。…ジェームズ・エルロイとは言わないから、せめて熊井啓の「日本列島」みたいな感じがあれば…と感じちゃうのでした。「国宝」には絢爛なビジュアルが、本作には熱気と気迫が確かにあるけど、どちらもプロットが弱い、というのが俺の結論。悪い映画じゃないし演者も素晴らしいから貶すところは無い。ただ、俺にはエモーショナルな刺さりは残念ながら無かった。
沖縄やくざ戦争
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1980015201&owner_id=2940502
Gメン75 第60話
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984361761&owner_id=2940502
ログインしてコメントを確認・投稿する