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2025年08月30日00:05

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帰り道






この話は


何の脈絡もないのに


「何故その人がそうなった?」


という話で


怪談でよくあるのが




「◯◯に行ったら」

「その場所はこういういわれがあったから」

「そこから持って帰って来てしまった…」

や

「ここが元々こういう土地だったから」

「そこに行った時にこんな事が起きた…」

みたいな話が結構多いのですが




この話は


少しばかり悲しい様な話でして…






40代の成田さんという方が



仕事の帰りに



いつも通っている



駅から家までの道があって




場所はというと



都内なのですが



そんなに都心部では無い所で



多少人通りも少なく



駅から帰り道を歩いて行き



次第に住宅街が見えて来て



住宅街を歩いて行くと



自身が住んでいる実家があり



駅から自宅まで



15分位歩いて帰るのが



いつもの帰宅ルートで



ただ、特別この道で



毎日絶対に帰るというわけではなく



たまには気分転換に
 


帰宅ルートを



少し変えたりしながら



帰る事もあるそうですが




その日はいつもの様に



仕事が終わり



電車に乗り込み




「ガタンゴトン…」

「ガタンゴトン…」

「ガタンゴトン…」




電車に揺られ…
フォト





しばらくすると



駅に着いて



改札口を出て



いつもの様に



自宅までのルートを

 

「テクテク」と



歩いて帰る…




駅から歩いていると



そのいつも通っている道に



公園があって



近くを通りかかった時に



立ち止まって



何気なく周囲を見渡すと



公園の周りには木の茂みが



沢山並んでいる
フォト





季節は初夏の頃で



心地良い夜風が吹いている…





その時



何気なく



自身の右側に目線を移すと…




「ドン」

「ドン」

「ドン」と




木の茂みが並んでいるのですが
 



その茂みと茂みの間に




何か黒い物が見える…。




その道には街灯が無く




暗くてはっきりとは




見えないのですが





「あれ?何かいるな…」と




思った瞬間に




その木の茂みと茂みの間から




凄い匂いがして来て




「何!?」

「この鼻に強烈に来る感じ…」





気味悪がりながら




覗き込んでみると…




その茂みと茂みの間に




男性の様な




身体も肩幅も大きい人が




こちら側に背を向けて




うずくまっている背中が見えた…




着ている服装は




全身真っ黒で




破れている所があったりしてボロボロで




匂いもどんどん強くなって来る…。

 


その時、一瞬で気付いたのが




ボロボロの服を着て




強烈な匂いを発して




背中を丸める様にうずくまり
  



向こうを見ている姿が




見えているのですが…





顔だけは
こちらをジ〜ッと…見ている…。




それを認識した瞬間




その人としっかり
目が合ってしまった…。




人間の首が向ける角度は



そこまで回る事は決してないので



明らかにおかしい…




完全に向こうを向いている背中の上に





こちらをジ〜ッと…
見ている顔が浮いている…。





「うわっ!」と




心の中で叫び




そこから視線が話せなくなり




固まってしまった…。
  




成田さんは



そういうのは



今、人生で初めて



目の当たりにして
  


元々ホラー好きでも無いので



ただただ…



ビックリしてしまって
 


その時は現実だとは



まだ受け入れられなかったそうで



そのまま一言も発する事が出来ず…
  


顔をバッ!と下げて



下を向いた状態で



「スタスタスタ」と



急いでその場を離れた…。




「考えたくない…」


「幻覚だ…きっと…」




本人曰く


何も考えられなかったらしく


そのまま急いで家に帰った…。




「た、ただいま…」



帰宅して



玄関口の時計を見ると

「PM:23:00」




返事が無いので




どうやら家族は




もう寝ているらしい…




階段を上がり




2階にある




自身の部屋に向かう




部屋に入り




「ドンッ!」と




着替えも何もせずに




ベッドに飛び込み
  



ジ〜ッと…天井を眺める





「何なんだよ…あれは…」





先程の奇妙な光景が頭に浮かんで来る





寝返りを打って





頭から布団を被り





両手で両目を塞ぎ





無理矢理寝ようと試みる…。





そのうち



「スヤスヤ」と…



眠りに入った…。






どのくらいの時間が過ぎたかは



分からないけれど



パッと目が覚めた…。




時計を見ると



 
暗いのではっきりとは




見えないが




時計の針が指しているのは




おそらく深夜2時位




深夜なので辺りは真っ暗…





その時



鼻に強烈な匂いがして来た…



 

「えっ!?」


「うわっ!」

 

「あ…あの匂いだ!」




目も段々と痛くなって来て


目をギュッと閉じて





「何なんだよもう…」と
 


パニックになり



慌てていると…


 

布団を被って寝ている



自身の顔の辺りに


 


「トン」

「トン」

「トン」




何かが落ちて来て




匂いもどんどん強くなって来る…。




気になるので




思い切って




「ス〜〜ッ」と…




目を開けてみると…





深夜の時間帯で




電気も点けていないので
 




部屋の中は真っ暗…





カーテンも閉めているので




外から月の灯りも入って来ない…






「トン」

「トン」

「トン」




暗闇の中


更に何かが落ちて来る…。






「うわ…怖い…」と



怯えていると…



 

暗い中でも




数分間
 



目を開けていると




段々と目が慣れて来て




暗闇の中でも




何か動きとか

 


誰かがいる…とか




分かって来るのですが…




まだ目が覚めて




数秒程しか経っていなくて




目がまだ慣れていない




暗闇しか見えていない状態なのに…




自身が寝ている上に




誰かの顔があるのが




はっきりと見えた…。




しかもその顔は




あの公園で自身と目が合った





あの男の人で…




暗闇の中で




目が慣れているならまだしも




この状態で見えているという事は…




普通ではない…。





「うわうわうわ!」


「どうしよう…」と




心の中で叫んでいると




「ん?」




「この人…泣いてるのかな?」





思い始めて来た…。




あの時




公園で見た男性の顔が




はっきりと自身の顔を




覗き込んでいるのですが




やっぱり顔の下は背中で




体が捻じ曲がった状態で




涙ではなく



2〜3cm位の




束になった髪の毛が




「トン」

「トン」

「トン」と




自身に向かって落ちて来ている…。




「何で髪の毛が?」と




思った瞬間




そこで気を失った…。

 


成田さんの

  

そういう不思議な体験は



その1回だけだそうですね…。




その後は


その公園について調べたりは


特にしていないそうなのですが



過去にその公園で


何かあったのでは?ないかと…


感じたそうで


公園にする場所というのは



そもそもその場所に



人が住みにくいとか



様々な理由があって
 


公園にしたり…
 


色々な事情があるのかもしれませんね…。




別に成田さんが何をしたわけでもなく




ただ、普段歩いている




帰り道を通っていた時に




起こった不思議な体験話




こういう話を聞かせていただきました。





世の中には不思議な事がありますね…。




ここまで読んでくださり




ありがとうございます。

フォト




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