大空翔ける男がいた
大地を疾る男がいた
命を捨てて男がいた
夜明けに叫ぶ男がいた
謎を切り裂く男がいた
闇を撃ち抜く男がいた
風が光れば手錠がうなる
大東京に朝が来る
彼ら、特捜最前線…
一人の男しか見ず、一人の男しか愛さなかった女は、こうして雨の中へ消えていった…
ずっと雨が続く夏。産科病院で生後一カ月のまさあきちゃんが誘拐された。父は大同銀行専務・田所。妻共々トラブルは全てカネで解決してきたクソ野郎で、敵は多そうだ。特命課は田所が数ヶ月前に別れたという愛人・片山礼子を疑い、その行方を追うが…
誘拐が身代金目的が主流だった時代に、「八日目の蝉」的な事件と対峙する船村さんたちの捜査。礼子の犯行動機に落涙してしまうエピソードです。特捜の脚本家のなかで女の哀しみと愛を描かせたらピカイチの橋本綾作品でした。田所役・峰岸徹がいかにもなクズ演技。特に礼子に堕胎を迫るときの発言に猛烈な怒りが込み上げてきます。
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