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2023年08月10日19:01

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死の商人 と 呪われた石

国連広報センター、“原爆の日”に「核兵器をOFF 平和をON」投稿で炎上
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=7520259
まぁ、国連からしてこんなモンである。世界から核は無くならないw

過日NHKスペシャルをぼんやりと視聴。
かねてからアテクシが知りたかった一つの答えがソコには在った。

https://www.youtube.com/watch?v=2JfUjvlIoeA

その疑問の一つは、何故アメリカは天然ウラニウム鉱を大量に
持ちえたのかという疑問である。
アメリカでも天然ウラン鉱は産出する。勿論日本でも(ex.人形峠/岡山 閉山)
でも、微々たるもので原爆の開発から量産体制を実現しうるものでは無かった。
その当時、世界のウラン鉱石の90%を握っていた一人の男がいた。
ユダヤ系ベルギー人「エドガー・サンジェ」という鉱山商人、山師である。
当時植民地アフリカにコンゴ他所有していたベルギーという国は鉱業先進国である。
現在でもダイヤモンド市場の中心はベルギーのブリュッセルである。
ダイヤモンドシンジケートの多くの本社はそこに置かれている。

当時、同じ放射性物質でもコバルトやラジウムやラドン等の花形鉱石と違い
ウラニウムは、銅やコバルト採掘時に出る副産物のガラ(骸石/何の用途も価値のない
産廃)として放置あるいは廃棄されていた二束三文の品である。
そもそも、エドガー・サンジェという男は、銅やコバルトを採掘するベルギーと英国
の合資会社ユニオン・ミニエール社のコンゴ支店長だったのである。

そこにナチスドイツ下で、天然ウランを濃縮して得られるウラン235に中性子を
ブチ当てると核分裂反応を起こし爆発的なエネルギーを得られるという実験成功の
研究発表の知らせがもたらされる。
そこからが各国の核開発競争の始まりだった。
米国のマンハッタン計画、日本の仁科芳男博士の理研研究室、海軍荒川博士の一号研究。
では、技術的にも理論的にも最先端を走っていたハズのドイツの核開発はどうなって
いたかというと、、早々に頓挫していたw

当時ノーベル賞2度受賞のマリー・キュリー博士がラジウムを発見した
ズデーテン地方のピッチブレンド(瀝青ウラン)鉱床をチェコから割譲したまでは、
良かったが、当時欧州最大の鉱床と目されていたピッチブレンド鉱床は、
品質的に低品位で天然ウラニウム含有量が少なかったのである。その純度0.2%
これにはヒトラーも苦笑いして予算をV2ロケットや戦車開発に回してしまったw

ナチスドイツが日本の仁科芳男博士からの依頼でウランを含むピッチブレンド鉱
5tを気前よくU‐57に乗せてプレゼントしてくれた背景はこういうことだったのである。それすらも撃沈され日本に届くことはなかった、、、orzたらーっ(汗)
当時の日本は核開発なぞ夢のまた夢、蚊帳の外だったのである。

閑話休題。ここで、2020年代現在のウラン埋蔵量や産出量を見てみよう。
順位 国名 既知資源(tU)(回収可能) 確認資源 推定資源 合計
1位 オーストラリア 1,284,800 764,600 2,049,400
2位カザフスタン 464,700 504,400 969,100 ☆
3位カナダ 652,200 220,800 873,000
4位ロシア 256,600 405,300 661,900   ★
5位 ナミビア 320,700 183,500 504,200
6 南アフリカ 258,000 189,700 447,700
7位 ニジェール 315,500 123,900 439,400
8位 ブラジル 155,900 120,900 276,800
9位 中国 122,600 147,100 269,700 ★
10位 ウクライナ 122,100 64,800 186,900   ☆

世界合計4,723,700 3,346,400 8,070,400

実は、チェコのズデーテン山脈のピッチブレンド鉱床は
ポーランドを横断しウクライナ側にその主鉱床が露頭していたのが
戦後発見される。ウクライナが旧ソ連時代、原発や核開発の
一翼を担わされていた理由はそれなのである。
現在何故アレだけ危険な戦場に原発がやたらにあるのか?
ソレは自前で核開発出来るウラン産出国だからである。
そしてソレこそがプーチンがウクライナに固執する最大の理由と思われる。

※★印は現在核保有国 ☆印は旧ソ連時代には核保有国

現在においても北米カナダは有数のウラン産出国であるのに
米国は僅か全体の1〜2%位のシェアの中堅産出国に過ぎない。
しかし、世界最大の核保有国であるのにだ。
隣国、北朝鮮の白頭山の地下にはウラン鉱床があるとされるが
その産出量は定かではない。恐らく支那と露西亜から分けて貰っているものと
推察される。

さて、本題に戻ろう。でわ、その当時(戦前〜戦中)世界最大の
天然ウラン産出国はどこだったのか?ソレが当時のベルギー領コンゴ(中央アフリカ)
だったのである。ソレも金輪際二度と出てこないであろうと云われる最高品質で
天然ウラン含有量純度65%の超上物だったのである。
それを手にしたものだけが、当時原爆を唯一作ることが出来たのである。
その運命を一手に握る男。それがエドガー・サンジェだったのである。

だが、ヒトラーもサルものひっかくもの。エドガー・サンジェが売り手も
決まらぬままドイツ領の港に天然ウラン鉱石を積載して停泊させていた船を
臨検して300tを押収してしまう。
このナチの行為が、一気にエドガー・サンジェを恐怖と怒りに駆り立て
契約はおろか商談すらしていないのに、残り1200tのウラン鉱を船積みして
ニューヨーク・マンハッタン島に出航させてしまう。
これぞ『 マンハッタン・ノープラン(無計画) 』w

コレはまさに、米国にとっては渡りに船、棚からボタ餅、濡れ手に泡踊りである。
神の意志さえ感じられる逸話である。

このような経緯でオッペンハイマーやエンリコフェルミらが、原爆実験を成功させ
1945年7月には、ウラン235型のリトルボーイ、プルトニウム967型ファットマン
を完成させる。後者のプルトニウム型のソレは現在では俗に「ダーティーボム」
劣化ウランと呼ばれる残留放射能的には非常に厄介なシロモノである。

その後、コンゴがベルギーから独立するまでの二十年間で数十万トンの
天然ウラン鉱石が掘りつくされ、その殆どが米国の核実験と核装備に姿を変えた。
コンゴの天然ウラン鉱は露天掘りで放射性粉塵舞い散る中
マスクの1枚すら与えられなかった哀れなコンゴの採掘土人は、
皆、肺がんで死んだと伝えられている、、、

歴史に鱈とレバーは無いけれど、、
もし、死の商人がヒトラーに天然ウラン鉱を売り渡していたら、
死の商人が、気まぐれに極東日本に1200tのウランを出航させていたら、、
歴史は変わっていただろうか?

実は閉山している岡山人形峠ウラン鉱床には推定350万トンの瀝青ウラン鉱が
埋蔵されている、ただ安全採掘には非常にコストが掛かり、品質的にもあまり
純度の良いものではない。アノ時期アノタイミングで奇跡的純度の天然ウラン鉱石が
一時期だけコンゴで採掘されたのは、神の見えざる手によるものなのか?

いずれにせよ呪われた石は、広島長崎、米国の核実験、ノーベル賞受賞学者
やコンゴの土人の命を奪ってきたシロモノである。そっと地下深く眠らせて
置くに限る。





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