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2022年09月06日23:45

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読書感想

「富の福音」 著者・アンドリュー・カーネギー きこ書房

鉄鋼王カーネギーの本。
土方歳三や福沢諭吉と同じ年に生まれたのか・・・1835年生まれでいまだに影響力のある富豪だなぁ。
日本が天保の改革大失敗だぜってやっている頃、12歳のカーネギー少年は家族のために働きだしたのか。

アメリカは寄付や慈善事業文化が盛んだけど、ただ慈善をするのは愚かな行いだというカーネギー。
カーネギー自身が貧しい移民で子どもの頃から働いていて、様々な努力をして実業家になって成功していったこともあるのかな。

努力するものに対しては金銭を与える意味があるというフレーズは現代でも当てはまることだなぁと思った。
ただ施しを与えるだけだと、人間は基本的に楽したいから怠惰になり、援助が少ないことに不満を言い出し、働かなくなっていく。
その人たちに接している援助している人も、働かなくても食べていきたいと悪影響を受けていく。
なので援助を恥としない人たちは社会の害だから、公共の施設に収容して、まじめに働いている人たちと隔離して社会を守れと言っている。
働かない人たちを働かせるための公共施設ではなく、働いている人たちを守るために隔離って考え方なのか。
まぁ日本も、声のでかい少数派が害毒になっているからなぁ。

後半は経営者としての動きとか心構えとかが書かれていたわ。
自分の意思決定ですぐに行動に移したいカーネギーは、株式方式があまり好きではなくコンツェルンを築いたそうだ。

アメリカという国の進む方向として、三国干渉は日本の味方をしなかったことから、日本が中国を全て取り上げられたのと同じように。アメリカはフィリピンを奪われることを懸念していた。
これからはアメリカ、イギリス、日本の同盟条約でアメリカの利益を保護すべきとか、世界連邦の構想とか、アメリカの軍備強化とか・・・でもアメリカの帝国主義には批判的な態度なのか。
世界はいずれ経済力が制覇すると信じていたカーネギーの資本社会を20世紀に一番最初に実現したのが日本だったそうだ。
意外だな〜
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