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2021年04月24日19:49

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新船 50トンオーバー萩・相島航路 6月就航不可能に

新船 50トンオーバー萩・相島航路 6月就航不可能に

2021年04月24日 06時00分、山口新聞 配信より

6月に就航を予定していた新造船「あいしま」=三重県(萩市提供)6月に就航を予定していた新造船「あいしま」=三重県(萩市提供)

萩市の離島、相島と本土を結ぶ航路に就航予定だった新造船「あいしま」の重量が設計より約50トンオーバーしていることが判明し、運航する第三セクター萩海運などが発注先の鈴木造船(三重県)と請負契約を解除する手続きを進めていることが分かった。改めて別の業者に発注し直すため、老朽化が進む定期船「つばき2」を引き続き使用することになる。

萩海運によると、1990年に就航したつばき2の老朽化に伴い、後継となる新船を発注した。新船建造は公募型プロポーザルを実施し、唯一応募があった鈴木造船に決まった。萩海運と横浜市の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が共同で昨年7月、鈴木造船に8億7527万円(税込み)で新船建造の請負契約を結んだ。6月1日に就航予定だった。

ところが、9日に三重県で行われた進水式で海に浮かんだ新船を見た関係者が「沈みすぎなのでは」と指摘。鈴木造船が詳細を確認したところ、何も積んでいない状態の重量が計画では約154トンだったのに、実際は約203トンと約50トン超過していることが判明した。船内の各種装備の重量を十分に計算していなかったことが主な要因という。

別の業者に発注へ
船体が重量オーバーだと、計画より速度が出にくくなる上、燃費が悪くなるなど性能面でもさまざまな問題が生じる可能性がある。萩海運と鉄道・運輸機構は鈴木造船と契約破棄の合意を正式に結んだ後、改めて別の業者に新船建造を発注するという。

萩海運の社長を務める田中文夫市長は「計画と大きく乖離(かいり)する問題が発生したため契約を解除せざるを得ず、非常に残念。新船の就航を待ち望んでいた相島地区の皆さんには、誠に申し訳なく感じている。一日も早く新船が就航されるよう市としても支援していく」との談話を出した。

(木島優輔)
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