エチオピア中央政府とティグレ州政府の戦闘は、中央政府軍が州都を占領して勝利宣言。まぁ人口5%のティグレ人VSその他の主要民族全部だったので、最初から勝敗は見えていた感がある。
ティグレ州政府軍は山岳地帯に撤退して、ゲリラ戦での抵抗活動を宣言。世界遺産アクスム王国跡など票高2000メートル級の高地がある州なので、地形を利用すれば長期の抵抗活動が可能だろう。これまでも王政や社会主義独裁政権相手に戦い抜いてきた実績がある。今回も簡単には負けないと思う。もちろん、だからといって勝てるわけでもないけれど。
和平の可能性もゼロではないのだけれども、アビー首相の 他民族と結託してティグレ人を政権内部から追い出した手際や、クーデター未遂を利用して軍権を掌握した手際を見ると、かなり計画的にティグレ人を排除している感がある。だとしたら、そうそう簡単に和平には乗らないだろうと。
WHOのテドロス事務局長はティグレ人。「他国にティグレ人勢力への軍事支援を働きかけている疑いがある」として、アビー政権から名指しで批判されている。働きかけが事実かどうかは別として、アビー政権から敵視されているのは間違いないだろうと。
まだ数年先の話だけれども、事務局長の任期が切れたら テドロスはどうするつもりなのだろうか。あれだけの失態をやらかした以上、国際社会での居場所はないだろうし、祖国の現政権からも敵視されている。それこそ、ティグレ州に戻ってゲリラになるしかないのかもしれない。
中国が受け入れる というのも考えるのだけれども、テドロスを受け入れてしまうと アビー政権との仲がギクシャクしかねない。中国が巨額のインフラ投資をしているエチオピアの首都アジスアベバは アピー首相が属するオロモ人の地域に位置しているわけで、中国としてはアビー首相率いる中央政府と敵対したくはないだろうなと。
やっぱりテドロス事務局長はゲリラになるしかないのかもしれない。まぁそもそも若い頃はゲリラだったのだから、もとに戻るだけではあるのだけれども。
ログインしてコメントを確認・投稿する