ゲマ『完全に戦意を失ってしまいましたか…残念ですが殺してしまいましょう…』
カズマサ『これ以上仲間を殺させない!ゆんゆん!最後まで諦めるな!まだ終わってない!!』
ゲマ『無駄ですよ…この私に火炎魔法など通用しません!』
カズマサ『そいつはどうかな…こいつはただの呪文じゃない!』
ゆんゆん『カズマサさん!そんなに魔力を絞り出したら危険です!!』
カズマサ『死んだらどのみち終わりだ!ベルディア!俺に力を貸してくれ!!フィンガーフレアボムズ!!!』
ゲマ『ぐああああ!!?』
闘いも中盤に差し掛かり
ここに来て初めてゲマの悲鳴が響き渡った
カズマサの唱えた呪文はメラゾーマを5発同時に発射する自らの限界を突破した禁呪法であり
爆炎の中から生還したゲマは
怒りを露に
そっくりそのまま同じ呪文を発動させた
カズマサ『冗談…だろ…?』
ゲマ『今のは危なかった…もう遊びは終わりです!!消し炭になりなさい!!!』
カズマサ『終わっ…た…』
ラム『まだ終わってなんか…ない!!』
ゲマ『!?』
カズマサを救ったのはラムのバギクロス…
ラムはバギクロスをカズマサにぶつける事で彼をフィンガーフレアの範囲外へと吹き飛ばし
一瞬動揺したゲマに対し
潜伏していた少女のギガディンが
完璧なタイミングで直撃した
ゲマ『馬鹿な…あのお姉様は少なくとも瀕死の重傷だったはず…一体何が!?』
アリシア『うわあああん!』
ゲマ『貴女は幼女だと思って甘くみていました…両腕を失っては…もうギガディンは唱えられませんね?そして…』
カズマサ『まずい…アクア!逃げろ!!』
アクア『ちょっと!?なによこれ!!?』
ゲマ『貴様も木端微塵にしてやるぞ!あの紅魔の娘のように!!』
ゆんゆん『カズマサさん!魔剣を借ります!!』
カズマサ『ゆんゆん何を!?』
ゆんゆん『めぐみんみたいな火力は出ないかもしれないけど…魔法剣なら…』
ゲマ『!?』
ゆんゆん『ライトオブセイバー!!!!』
アクアに気をとられているゲマを
ゆんゆんは爆裂魔法を剣に込めた一撃で襲撃し
確かなダメージを与えた
ゲマ『やってくれますね…』
ゆんゆん『きゃああ!!』
ゲマ『ご褒美にプレゼントしましょう!貴女のお友達が大好きな爆裂魔法です!!』
瀕死では回復される可能性がある
そう判断したゲマはゆんゆんをアクアの方に投げ飛ばし
2人をイオナズンで爆破…
それ以降もゲマは瀕死のメンバーを次々と爆破していった
カズマサ『さすがのお前も随分魔力を消耗したみたいだな…俺はまだ生きてるぜ?』
ゲマ『はぁ…はぁ…どうせ動けないのでしょう?最後に貴方を残した仲間達にあの世で感謝なさい!!』
ゲマはイオラでカズマサを爆破…
これにて全滅させたかに思えたが
次の瞬間
消耗仕切っていたゲマに
クリスが背後からしがみついていた
ゲマ『そう言えば貴女の姿が途中からありませんでしたね…仲間が殺されてるのに隠れているなんて最低ですよ!』
クリス『全部計算通りだよ…ゲマ…あんたはみんなを確実に殺す為に魔力を使い過ぎた…今のあんたならあたしでも殺れる!!』
ゲマ『計算通り?いくら消耗したとはいえ…貴女のような小娘1人に何ができると言うのです!!?』
クリス『言ったでしょ…あたしならあんたを殺れるって…』
ゲマ『まさか!!?』
クリス『カズマサ…後は頼んだよ!!』
ゲマにしがみついたクリスはメガンテを発動
消耗していたゲマはクリスの自爆魔法を直撃し
爆発の瞬間
クリスは勝利を確信していた
ゲマ『い…今のは危なかった…この私が死にかけるとは…』
カズマサ『ダークネス!!フレイムセイバー!!!!』
ゲマ『!!!?』
メガンテのダメージで瀕死の重傷を負ったゲマを
カズマサは背後から奇襲…
胴切りにされたゲマの上半身が宙を舞い
彼はクリスの元へ駆け寄った
クリスの装備していたメガザルの腕輪は彼女が生まれて初めて入ったカジノの景品で貰った物であり
世界樹の葉は決戦直前にクリスがカズマサに手渡していたものだった
ゲマ『一体…何が…?』
クリス『メガザルの腕輪と世界樹の葉だよ…あたしが腕輪…カズマサが葉っぱを持っていた…あたしの死をトリガーにメガザルが発動…そのあたしにカズマサが葉っぱを使ったってわけ!』
ゲマ『そういえば貴女は盗賊でしたね…迂闊でした…レアアイテムの1つや2つは持っていても不思議ではありませんね…』
クリス『カズマサ…とどめは君が刺しなよ…パパスさんの仇を…君の手で!!』
ゲマ『させませんよ…覚えておきなさい…優秀な魔法使いは常に…1発分の魔力を残しておくんですよ!!!』
カズマサ『なんだと!!?』
ゲマ『ベギラゴン!!!』
クリス『カズマサ!危ない!!』
カズマサ『クリス!!!』
ゲマの最後の抵抗…
ベギラゴンはカズマサを庇ったクリスの左胸に直撃し
カズマサがクリスを抱きかえるなか
めぐみんの爆裂魔法がゲマにとどめを刺していた
クリス『やられちゃった…君は大丈夫?』
カズマサ『クリス…ごめん…俺のせいで…こんな…』
クリス『みんな見てるよ…こんなところで泣かないで…』
カズマサ『いくらゲマを倒したって…お前が居なくなったら意味ないよ…』
めぐみん『アクア!!早くクリスに回復魔法を!!』
アクア『無駄よ…かけても何も変わらないわ…』
めぐみん『無駄でも構いませんよ!!まだ間に合うかもしれないじゃないですか!!?』
ラム『カズマサ…いい加減に気づいてあげたらどう?』
カズマサ『え?』
ラム『クリスも…こんな時にからかうのはやめなさい…私まで泣きそうになったんだから…』
アクア『クリス!それ以上その茶番を続けるなら逆側の胸パッドも壊すわよ!!』
クリス『う…うぅ…』
めぐみん『あの胸…パッドだったんですか!?』
ゆんゆん『突っ込むところがおかしいよ!?』
クリス『酷いよ!!秘密にしてたのに!?』
カズマサ『クリス…これを…』
クリス『あはは…君は何も変わらないね…』
カズマサ『帰ろうぜ…俺達の闘いは終わったんだ…』
ゲマとの闘いを終えた一行はエビルマウンテンを後にし
そのままグランバニアへと帰還した
数日後に完全に存在を忘れられた大魔王から使者が送られたが
ゲマへの復讐で燃え尽きたカズマサは大魔王の討伐へとは動かず
奪われた時間を取り戻すべく
クリスとの幸せな時間を過ごす事になった
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