チョルテンというのは仏塔のこと。
パロ空港が見える小高い山の急斜面を登っていくと、ブータン中の農作物の種が集められている実験農場センターがある。
マニ車があり、のんぼりくつろいでいる牛の横を通り過ぎて、
奥に行くと、日本人・西岡京治氏のブータンでの功績を称えた仏塔がある。
ブータンの人達は、西岡氏のことを「ダショー・ケイジ・ニシオカ」と呼び、英雄のような存在。
ダショーというのは、すぐれた人物に与えられる爵位。
西岡氏は、1960年代から農業指導のためブータンに入り、28年間ブータンの農業発展に尽力を尽くしたかた。
その功績は多大で、野菜のサイズを大きくし、種類を増やし、収穫量を各段に上げ、ブータンの人々の食生活を豊かなものにした。
当時は、まだ空路も無い状態だったので、ブータンに行くというだけでもインドからジープで山岳を国境越えで入ったとか。
言葉も通じない異国の場所で、自分の生活だけでも大変なのに、長期に渡っての農業指導はどれほどの尽力だったことか。
ブータンの国、ブータンの人々とのはかり知れない絆が感じられる。
葬儀はブータンでの国葬で、3000人の参列者がおられたとか。
日本では、ほぼ知られていない偉大な人物。
チョルテンは、お墓ではなく記念碑。
その功績への感謝は、ブータン人の心の中にいつまでも残っている。
西岡ご夫妻著書の「ブータン 神秘の王国」、ブータンに興味を持たれたら、ぜひ読んでいただきたい素晴らしい本です!
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