mixiユーザー(id:170191)

2018年06月08日00:50

430 view

くらしと測量・地図展 明治150年からみえる、測量と地図のあゆみ

新宿駅西口広場イベントスペースで昨日から明日までの3日間の日程で開催中の「くらしと測量・地図展 明治150年からみえる、測量と地図のあゆみ」に行ってきました。近代以降の地図の歴史に関するイベントで、地図に携わる官公庁などが主に出展しています。
当初は早番勤務で16時退勤予定だったので、帰り道でこのイベントをじっくり見て、それから築地のビル屋上で行われる劇団あぁルナティックシアターの懇親会バーベキューに参加予定だったのですが、急に18時退勤に勤務変更させられてしまったので懇親会の参加は断念し、このイベントの終盤(19時閉場)だけ駆け足で見て帰る羽目になりました。
まずは明治初期の東京の地図を見ました。先日の東京再発見の勉強会でもこの頃の地図を見ましたが、軍事施設や皇室関係の土地を詳細に描くのはまずいとされていた時代だったので、皇居や赤坂御用地などが空白になっているのが印象的でした。
また、現在の23区北部(北区、板橋区付近)は当時家がほとんどなく、大部分が農地でした。
フォト

次いで、雲取山にある「原三角測點」 (原三角点)の写真と解説、現在の地図作成に用いられているドローン、地図の描画に使われる黄色い特殊な用紙を見ました。
この用紙というかフィルムみたいなものは、紙なのかプラスチックなのか材質について聞くことはできませんでしたが、これを手作業で削って描画するのだそうで、間違えた場合は修正液があるけど、非常に薄い材質なので破れてしまうため、2〜3回しか修正はできないそうで、非常に根気のいる手作業のようです。
フォト

その後は地質断面図や、伊豆大島と三宅島の立体模型、都内を低地・台地・山地の3区分に分けた立体模型、神田川と鶴見川流域の立体模型を見ました。
この辺りを見終えたときに、以前に仙台の竜の口渓谷や北仙台・東照宮付近を散策するオフに参加した際にお世話になった東京スリバチ学会の皆川氏やその時の参加者などがいるのに遭遇。ここで講演会をやっていたためで、もっと早い時間に到着出来ればそれも見ることができたのですが、勤務終了が遅くなったせいで残念ながら見られず。
その後は海外の地図が展示されているエリアを見学。ラオス、チュニジア、キルギス、ボリビアなどの地形図と衛星画像が展示されていました。知っている土地の地図等もいいですが、こういう見知らぬ土地の異国情緒あふれるものもいいですね。架空国家・燦柊連邦共和国(http://highlandrail.web.fc2.com/sanshu/index.html )を描いている者としては何かと参考になりそうです。
次いで、戦時中に作られた東京が経度0度になっている「大南方資源地図」、戦時改描図などを見ました。最初に見た皇居などが空白になっているものも改描図のひとつですが、戦時中はそれがより露骨になってしまい、単なる空白ではなく全く出鱈目なものになっているのが特徴です。先日の勉強会で見た赤坂御用地の地図の変遷を見ていると、明治〜昭和初期までは詳細が描かれていないだけで池の形状などは嘘を描いていませんでしたが、戦時中だけ池の形が出鱈目に描かれたせいで異常に変形し、戦後は元通りに戻っていたのが印象的でした。
最後は、戦前の東京市電等の路線図、8世紀後半のアジアと日本の地図、1938年の世界地図を見ました。
8世紀後半というと、中国が唐、中東と北アフリカの大部分がイスラム帝国だった時代ですが、インドは小さな国が乱立している時代でした。
そして1938年の地図では、アフリカにほとんど独立国が存在せず、大部分がイギリスとフランス領で、その他にスペインやポルトガルなど他のヨーロッパの国の植民地が所々にあるという状態で、アジアもやはり同様でした。
フォト

インドは当時「英領インド」でしたが、現在のインドだけでなくパキスタンやバングラデシュに加え、スリランカやビルマまでもが英領インドという広大な領土だったようです。筋肉少女帯の「日本印度化計画」という曲ではありませんが、当時は現在の南アジアと呼ばれる地域がほとんど「印度化」されていた訳ですね。
ポルトガル領だったゴアやダーマン、フランス領だったヤナオンなど、ところどころに英領でない地域はありましたが、もし現状のような分離独立がなくこのままの形で独立していたら、現時点で中国を軽く追い越すようなとてつもない人口を誇る巨大な国になっていたでしょうし、アジアの勢力図も今の現実とは違うものになっていたかもしれません。あと、この辺はどうしてもキナ臭い宗教対立が起きてしまう場所ですが、英領インドの形のまま独立していたら、そういう情勢が現実よりもいい方向に転がったかもしれないし、逆に悪い方向に転がったかもしれないしで、どうなるかは全く読めませんね。
帰りは日本地図のカレンダーをもらって帰りました。この地図を見ると建設中のリニア中央新幹線、北海道新幹線の札幌まで、長崎新幹線は全区間工事中を示す線が引かれていましたが、北陸新幹線に関してはルートが確定して工事も始まっている金沢〜敦賀のみに線が引かれ、最近になって「小浜・京都ルート」と「南回り(京田辺)ルート」が一応確定したけど着工はまだまだ先になりそうな敦賀〜大阪方面に関しては記載されていません。

今回の日記、その他写真は、こちらにもアップしております。
https://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_vx/40991525.html
7 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年06月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

過去の日記

2026年
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年
2005年
2004年
  • 01月
  • 02月
  • 03月
  • 04月
  • 05月
  • 06月
  • 07月
  • 08月
  • 09月
  • 10月
  • 11月
  • 12月