【システム】
・TRPGシステム:ゆうやけこやけ
http://open.mixi.jp/user/65580734/diary/1964488814
【レギュレーション】
・ゆうやけこやけ基本ルールブック
【町】
御神楽町
【あらすじ】
「おーい、帰ったぞー」
夕焼け空の港に何隻もの船が帰ってきた。
ぐるりと周囲を海に囲まれ、その境を山で囲まれた島。
それが御神楽島。
さらに、その島にある唯一の町が御神楽町だ。
漁船から降りた漁師たちが今日の成果を語り合うなか、
鳥たちと猫たちがお零れに預かろうと群がっている。
「そういやよ、そろそろだよな」
「ああ、もうそんな時期か」
漁師たちが漁の後始末をしながら語り合う。
その顔に浮かぶのは、待ち遠しくてたまらないと言わんばかりの喜色。
「海神様を迎え入れる為の祭りだ、盛大にやらねぇとな!」
===
「ならん!ならんぞ!」
ところ変わって御神楽島の中央部。
聳える山の麓にある民家から怒声が響く。
続いて何かが割れる音と、女性の悲鳴。
「海神の元へ大事な娘を行かせるものか!」
バーンと、障子が閉まる音が響いた。
後にはすすり泣く女性の声と、ため息が残る。
「お願い、どうか考え直しておくれ」
「お母様、わたくしは行くと決めたのです」
「なにも貴女が行く必要なんてないじゃないの」
「いいえ、いいえ。わたくしが参りたいのです」
暖簾に腕押し、糠に釘。
お互いの思いはすれ違い、交わらず。
やがて一人の少女が庭に出てきた。
「智者、智者はどこ?」
ニシシ、ニシシ。
暗がりから現れたのは、一匹の猫。
しかしその鳴き声は到底普通の猫とは思えないような奇怪なものだ。
「お母さまも、お父さまも頭が固いのだわ」
智者と呼んだ猫を撫でながら少女は言う。
智者と呼ばれた猫はニシシと鳴く。
「ねぇ智者、どうしたらよいのかしら」
ため息を零す少女の手を、智者はペロンと舐めた。
そして、くるっと身を翻して何処かへと去っていく。
「そう、お願いね」
===
ニシシ、ニシシ。
月夜の晩にチシャ猫が嗤う。
(さぁて、どうしましょうね?)
ニシシ、ニシシ。
木の枝に登って白い歯を見せて嗤う。
(お嬢様の頼みですから、何とかしてあげたいものです)
チシャ猫一匹でできることはほんの少しだけ。
でも、仲間が居れば色んなことができるはず。
「おや、そこを行くのは変化さん達じゃないですか」
===
お嬢様の望みを叶えるため、チシャ猫は動きだす。
君たちはお嬢様のお願い事を叶えてあげてもいいし、
叶えてあげなくてもいい。
海神を讃える祭りの日は近い。
物語の結末をどうするのかは、君たち次第だ。
ログインしてコメントを確認・投稿する