mixiユーザー(id:2940502)

2017年12月30日10:28

358 view

レンタル日記:警察署長 解決編

1945年、夏のデラノ…
フォト


デラノ市の有力者であり、銀行頭取と州議員も勤めるヒュー・ホームズは、太平洋戦争の帰還兵たちを出迎える式典に出席していた。自分の息子のように可愛がってきたビリー・リーが無事に戦地から帰り、喜びもひとしおである。20年前、ビリーの父ウィル・ヘンリー・リーは、マラリアの熱で幻覚を見てしまった作男ジェシーに誤って撃たれてしまい、命を落としていた。以来ビリーは、ホームズを親代りとして勉学に励み、弁護士資格を取得していた。ホームズは、いずれは議席をビリーに譲りたい考えだったが、ビリーはまずは地道に弁護士事務所を開いて働くつもりのようだ。そんなビリーと共に、式典に参加した兵士の中に対称的な2人の男がいた。1人は黒人のマーシャル・ピーターズ。彼は軍で得た技術を使って自動車整備工場を開くつもりだ。親友となったビリーのツテでホームズから資金も借り、準備万端である。もう1人は白人のサニー・バッツ。白人で、戦場で勲章も得たマッチョな若者だ。幼い頃、初代署長ウィル・ヘンリー・リーにしばしばDVを咎められた、あの工員バッツの息子である。ロクデナシだった父の血をひき、己も暴力的素養があることを自認してはいたが、それを使って戦争後はデラノ市警に奉職するつもりでいた。サニーは希望通り警察官となり、オートバイを導入してバンバン犯罪の摘発に乗り出していく。住人たちからの人気も高かったが、彼を応援しているのは皆、人種差別主義者であった。帰還早々KKKに入団したサニーは、黒人たちを容赦なく痛めつけていたのである。彼の目下のターゲットは、温和なマーシャルであった。彼の整備工場に密造酒を仕込み、濡れ衣で逮捕・拷問を加えようとしたが、弁護士ビリー・リーの手でマーシャルは釈放されてしまった。腹を立てながらも、同じKKKの仲間であるスキーター保安官の後ろ盾で新・警察署長となったサニーは、再びマーシャルを逮捕し、留置所内で殺害してしまう。おかげでビリーとホームズに責められ、大陪審に告発されたサニーだが、免職の危機を乗り越える一発逆転の秘策を手にすることになる。それは、亡き初代署長ウィルの遺した署長専用机の中にあった。この20年、デラノ近郊で続発する家出少年失踪事件を解決する手がかりが、ウィルの書いたメモとして残っていたのだ。早速オートバイに跨り、容疑者宅へたった独りで乗り込んでいったサニーだったが…

引き算引き算引き算

1962年、デラノ市…
フォト


州議員となったビリー・リーだが、未だデラノに居を構え、故郷の発展に尽力していた。しかし、間近に控えた選挙では、対立候補に差をつけられ、苦しい戦いが予想されている。そんな中、現職のデラノ市警察署長が退任することになり、新しい署長を選任しなくてはならなくなった。知人から薦められたのは、軍警察のベテラン、タイラー・ワッツ少佐。申し分ない経歴だが、選任には大きな問題があった。タイラーは黒人だったのだ。いまだKKKの力が強く残るデラノで、新署長が黒人になると知ったら町はパニックになるかもしれない…しかしビリーと、引退した身であるホームズが議会を説得し、タイラーは晴れて警察署長となる。だが、その前途は多難だった。白人住人たちの嫌がらせを受けながら、粛々と任務をこなすタイラー。彼は署内を一斉に掃除し、差別主義や汚職を働く警官たちを排除していく。署長室の資料整理も念入りに行ったが、それには一つの理由があった。かつて少年時代、初代署長ウィルに逮捕された履歴を見つけておこうと考えたのだ。そう、タイラー・ワッツは、作男ジェシーの息子ジョシュアだったのだ。そんなタイラー=ジョシュアは、ウィルの残した記録から、家出少年失踪事件のメモに行き当たる。しかもメモは、20年近く前にバイクごと姿を消したサニー・バッツ署長の書き込みで補完されていた。連続殺人を疑ったタイラーはそこに名を書かれた容疑者を慎重に内偵していく。しかしこれが、KKKやビリーの対立候補の知るところとなってしまった。白人である容疑者は、タイラーやビリーを口撃し始め、投票日直前になって2人は窮地に追いやられてしまう……

フォト



「警察署長」続き。アメリカという国の成り立ちと人種差別の現実についても学べる大河ミステリとして、再度おススメしときます。TSUTAYA発掘良品サイコー!



2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
日 月 火 水 木 金 土
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31