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2017年09月11日20:34

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【神社新報号外】御譲位・御即位の見解:時の流れ研究会

『神社新報』今週号(平成29年9月11日付)には、号外(同日付)が挟み込まれています。

号外には、(株)神社新報社が設置する「時の流れ研究会」(会長=高山亨社長)による、「御譲位・御即位(践祚)と改元の期日並びに御譲位にともなふ皇位継承の諸儀(祭典・儀式・行事)についての具体案の要点」が掲載されています(1面)。

(「時の流れ研究会」は、神社新報創刊60周年記念事業の残金を活用して平成23年に設置されたもので、占領下に神社本庁・神社新報社の設立を主導し、戦後神社界の思想的指導者だった葦津珍彦先生の思想と精神を継承することを標榜する研究会です。)

「時の流れ研究会」は、これまでにも「天皇陛下の譲位関連問題に対する見解」(5月31日付)と「御譲位(退位)・御即位と改元の期日並びに関連する皇位継承の祭祀・儀式・行事などについて」(7月8日付)を新報紙上で発表しています(いずれも号外2面に再掲)が、今度の第3回見解は、その分量からも、号外を以って発表していることからも、集大成的な位置付けのものと思われます。また、この号外を各方面に配布し、陳情等に活用することも視野に入れているのでしょう。

以下に「見解」の要旨を掲げておきます。

<blockquote><strong>御譲位・御即位(践祚)と改元の期日並びに御譲位にともなふ皇位継承の諸儀(祭典・儀式・行事)についての具体案の要点(第三回見解)</strong>

神社新報社時の流れ研究会
平成二十九年九月十一日

一、御譲位・御即位(践祚)と改元の期日について

昭和天皇三十年式年祭(平成三十一年一月七日)および今上陛下御即位三十年の記念式典・行事が、今上陛下の御在位中に行われることを願う。それを踏まえると、御譲位・御即位は平成三十一年三月末、改元は四月一日が「想定され得るであらう」。

二、御譲位にともなふ皇位継承の諸儀(祭典・儀式・行事)について

御譲位に関わる儀式が、御即位に関わる儀式と同様に、宮中三殿における祭祀を主体に可能な限り鄭重に行われることを願う。儀式の先例としては、平成三年の「立太子の礼」が参考となる。下記のように行われることが「鄭重、適切で望ましいと考へる」。

[A]御譲位・御即位当日

〈1〉御譲位奉告の祭典(新儀、天皇陛下御親祭)

〈2〉御譲位の儀(新儀)…剣璽動座、国璽御璽奉安、「おことば」

〈3〉剣璽等承継の儀(剣璽渡御の儀)

〈4〉賢所の儀及び皇霊殿神殿に奉告の儀(掌典長)

〈5〉御即位奉告の祭典(新儀、新天皇陛下御親祭)

[B]一両日後

〈6〉即位後朝見の儀…「おことば」、総理大臣「奉答文」

三、「立皇嗣の礼(仮称)」について

「立太子の礼」と同様の「立皇嗣の礼(仮称)」が、国の儀式として行われ、皇太子(皇嗣)位を象徴する「壺切の御剣」が受け継がれることが不可欠。これによって、新天皇陛下とともに皇室祭祀を継承されることとなる。</blockquote>

この号外について、神社新報のウェブサイトには一切掲載されておらず、全てテキスト起しする気力もありませんので、全文については写真からなんとか読み取れる範囲で読み取ってください。1面に今回の見解、2面には過去2回の見解と、参考資料として「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」「神社本庁の基本的姿勢」「神道政治連盟会長談話」が掲載されています。

余談ですが、1面題字下に『現行皇室法の批判的研究』の増補改訂版が近日刊行されるという広告が載っています。

同書は、皇室尊重の立場から戦後の皇室法(主に皇室典範と皇室経済法)を論ずるならば、絶対に読んでおかなければならない必読・必携書ですが、たった30年前に出版されたものであるにもかかわらず、現在は古書店でもきわめて入手困難なレアアイテムと化しています(図書館での閲覧・借出しは容易)。待望の復刊といえるでしょう。

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