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2017年08月28日20:18

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【覚書】御所/離宮の公開拡大・入場料徴収策動

政財官界あげての「観光立国」路線による、京都御所/仙洞御所/桂離宮/修学院離宮等の皇室施設の観光資源化(入場料徴収による公開拡大)策動に関する整理です。


■平成29年7月27日、自民党行政改革本部提言の要旨(全文は一番下に)

京都御所/仙洞御所/桂離宮/修学院離宮等の皇室用財産について

・経年劣化がみられる施設がある。

・修繕費用について宮内庁の自助努力も必要。

・公開すれば「皇室への国民の理解」が深まる。

・外国人観光客・インバウンドのための観光資源ともなる。

・積極的に公開し、入場料を徴収して修繕費用に充てるべき。

・皇室利用時以外の管理を文化庁等に移管する検討をすべき。


■意見

1.施設の整備・修繕予算が足らないなら増額すれば良い。

2.公開の拡大は経年劣化以上の破損をもたらす。

3.社寺等に頻発する落書き等の被害だけでなく、皇室施設はテロの対象になる危険性が高く、申し込み式・案内付き(=警備付き)の形での参観にとどめるべき。

4.入場料をとって「自活」を求める発想は、究極的には宮内庁にとどまらず皇室にも及びかねないもので、「皇室の存在は税金の無駄遣い」等という不敬・反日思想と本質的に同根である。

5.入場料徴収による公開は、皇室施設が単なる観光地と見なされることに直結し、「皇室への国民の理解」が深まるどころか、逆に誤解を生ぜしめる。

6.宮内庁から文化庁に管理を移管するということは、事実上、皇室用財産の「没収」に他ならない。


■要望点

一、参観は申し込み式・案内付きの方式に限ること。現在京都御所で実施されている通年公開は中止すること。当日受付も中止を含め検討すること。

二、参観は無料での実施を継続すること。

三、必要な修繕は宮内庁の当該予算を増額し実施すること。これ以上の劣化を防ぐため、参観者の受入れ数を抑制すること。

四、テロや破損行為を防ぐため、警備要員の増員・手荷物検査の厳重化・身元確認の徹底を実施すること。特に、現在通年公開が実施されている京都御所については、(通年公開をすぐに中止できないならば)場内各所への警備要員の増員配置を直ちに実施すること。

五、今後とも宮内庁のみによる管理を貫徹すること。宮内庁だけでは手に負えないというなら、必要な予算・人員・権限を増やすこと。


■皇室用財産の利活用に必要な費用の確保について(全文)

2017年7月27日自由民主党行政改革推進本部

 2016年12月14日に自由民主党の行政改革推進本部行政事業レビューチームが策定し、政府に申し入れた提言の中に、下記の「皇室用財産の利活用]に関する項目がある。

 「京都御所や桂離宮等の皇室用財産については、整備が必ずしも十分に行われておらず、経年劣化により美観が損なわれている施設がある。これらの皇室用財産は、日本の文化・伝統を後世に伝えるための貴重な施設であり、憂慮すべき状況である。
 ただし、厳しい財政状況に鑑みると、施設整備費の確保については、宮内庁にも自助努力を求めざるを得ない。
 皇室用財産を万全の状態に修繕・整備し、公開することができれば、皇室への国民の理解が深まるとともに、日本の文化・伝統に関心を抱く外国人を呼び込むインバウンドのための大きな魅力を持った観光資源ともなる。
 京都御所や桂離宮等の皇室用財産を積極的に公開し、入場料等の形で得られた資金を施設整備に充てるべき。」

 国内外からの観光客の京都御所や桂離宮等の皇室用財産に対する関心は増す一方であり、施設の維持整備及び公開に伴う様々な情報提供、観光資源としての環境整備への要請は強まっているにもかかわらず、残念ながら、現時点で、宮内庁は、皇室用財産の利活用に関する財政的な対応策を真剣に検討しているとは言えない。ついては、政府において、下記について検討し、早急に結論を得るよう、申し入れる。
記
 皇室用財産の利活用及び整備に必要な費用を確保するために、入場料等を徴収するべきであり、早急にその金額等を検討すべき。
 皇室利用時以外のこうした皇室用財産の整備管理を文化庁等に移管する必要があるかどうか、検討を開始すべき。

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