サウジ等がカタールを憎む理由で、言及されることが多いのが 衛星放送局アルジャジーラの存在。
アルジャジーラは「権力に媚びない独立系」という触れ込みで、アラブ各国の現体制に批判的な報道をすることが多いけれど、その設立・運営にカタールの首長が関わっているわけで、全くの独立系とは言い難いし、実際 他のアラブ諸国に比べれば カタールに対しては批判も手ぬるい。
だから批判されているアラブ諸国にしてみれば「カタールが衛星放送を使って 自国民に反体制プロパカンダを撒いている」としか思えないわけで、カタールへのヘイトが溜まるのは当然だろうと。
「カタールは ありとあらゆるイスラム過激派と繋がっている」というサウジの主張は、正直眉唾だけれども、少なくてもエジプトにおいては、アルジャジーラによるムスリム同胞団に肩入れした報道を繰り返したことが、同胞団系のムルシ政権成立の一因になっている。
で、サウジはムスリム同胞団をテロ集団に指定していたし、ムスリム同胞団から枝分かれした過激派はハマスなど結構多いわけで、サウジの主張も、全くの言いがかりとも言い難い話。ムルシ政権を打倒して成立したシシ現エジプト政権が、最初に断交した4カ国の一つであるのも当然なのだろうと。
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