リビア、2012年…カダフィ亡きあと民主化が進むかと思いきや、各地で幾つもの民兵隊が組織され、権力と武器を争い水面下では内戦状態に陥っていた。アメリカは、トリポリから離れたベンガジにCIA秘密基地を置き情報を収集。そこでは20数名の職員が働き、彼らの安全を武装チームGRSが守っていた。GRSはシールズ、レンジャー、海兵隊出身者で構成されており、いわばCIAの契約社員。CIA支局長の命令に絶対服従が義務付けられ、インテリ揃いの基地職員たちに軽んじられていた。夏になり、GRSリーダー・ロンの要請を受け、アメリカで民間人として暮らしていた元シールズ、ジャック・シルバがチームに加入する。タント、ティグ、ブーン、オズという仲間とすぐに打ちとけるジャックだが、母国に残してきた家族が心配で仕方がない。
9月に入り、トリポリからクリス・スティーブンス大使がベンガジにやってくることになった。滞在先はCIA基地から数キロ離れたアメリカ領事館。それを聞かされたジャックたちは、CIAから領事館の安全評価を依頼されるが、とても合格点をつけられるものではなかった。予算の関係で海兵隊は駐在せず、護衛は数人の保安要員と現地の親米派民兵のみというお粗末過ぎるセキュリティだったのだ。彼の不安は、9月11日の夜、最悪の形で現実のものとなる。アル・シャリーア率いる反米民兵組織が、いきなり重武装で領事館を襲撃したのだ。大使と保安要員たちは、瞬く間に炎に包まれた領事館の隅に追い詰められて絶体絶命の状況に陥る。その様子を聞きつけたロンたちだが、CIA支局長はGRSに待機を命じるだけだった。ロンたちの仕事はあくまでCIA基地の護衛。大使救出は任務外だと言うのだ。確かに領事館に向かって交戦し死亡しても、殉職扱いにならず保険もおりない。しかし目と鼻の先で、同じアメリカ人が殺されかかっているのに、黙って見ていられるか…ロンら6人のGRSメンバーは、命令を無視して防弾SUVに乗車、領事館に突入していく…
「マイケル・ベイ監督作で日本未公開作は面白い」の法則に従い、予備知識ほぼ無しで購入しちゃった『13時間』。確かにミリタリーアクションとして非常に見応えのある作品でした。現代のアラモ砦でドラマチック。そして、限りなく忠実に再現された実話です。ベイさんのチャカチャカ動くカメラワークは抑え気味で、混乱する戦闘シーンでも比較的〈どこで誰が何をやっているか〉がわかりやすくなっていました。ブラックホークダウンが好きな方にはオススメです。
(ブルーレイのみ所有ソフト:80枚目)
ログインしてコメントを確認・投稿する