mixiユーザー(id:6512550)

2016年08月16日01:06

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修理

(Jo^▽^)ノぁぃ♪  
DVDプレーヤーの修理を預かった
回路設計が専門の私は基本的には修理はしない、出来ない事は無いがコストが見合わないからだ、しかし気が向いたら勉強も兼ねて修理を受ける事も有る。
コストが合う修理とは例えば、工場のラインで故障が発生したとする、故障した機器を製造した会社は既に無く直せる者が居ない、これが直らないと1千万でラインを交換せねば成らない、この場合百万円掛けても直す事に成る、こう言う修理は機器の資料が一切無く修理は困難を極める、たとえ100円の部品1個を交換すれば直るとしても「その部品を探し出す」のが技術と言う物です  従って修理代=技術料



さて今回修理のDVDプレーヤーの故障は「不動」と成っている、「時々壊れる」が一番厄介だが完全に故障してるので治す事は比較的楽に成る
1992年〜1997年製 マクサー電機と言う聞いた事の無いメーカーで、メイドインチャイナ
動作確認をすると、コンセントを差し込んだ途端に電源のパイロットランプが点滅する
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電源から回路を追って行くと電源基板の出力側は+5Vであろう出力は5V〜1Vで上下している、その他の出力であろう端子は±20V程度
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電源基板を外して電圧を確認する、負荷のコネクタを外して計測すると+5Vと±20V程度が出力している
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無負荷で正常であろう出力してるので負荷側で短絡が有るかもしれない、そこでコントロールボードからのコネクタを全て外して電圧を見るも改善しない
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この場合、コントロールボード自体で何らかの短絡が有るか、電源基板の故障であろう
問題を切り分ける為に電源の出力コネクタを外して「ダミーの負荷」を掛けてみる
50Ωの抵抗器を5Vラインに接続する、5V有れば100mAの負荷と成る
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5Vの出力は1V程度であるので電源の故障が略確定である、ここで完全に電源故障を確定する為に「全てのコネクタ」を接続して、外部のCVCC電源から5V0.5A程度を供給してみる
ディスクを挿入してプレーすると、何事も無かったかの様にDVDが再生された、これで電源基板の故障が完全に確定した
5V電源が上下してたのは、電源投入→CPU起動→負荷が増えて電圧降下 と成っているものと思われる
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電源基板に使用されているICは、フェアチャイルド FSDH321
http://www.digikey.jp/product-detail/ja/fairchild-semiconductor/FSDH321/FSDH321-ND/821171
https://www.fairchildsemi.com/datasheets/FS/FSDH321.pdf

調べると製造中止となっている、しかし無負荷で5Vが出力出来るので、このICは故障では無さそうだ
電源基板の回路は、このIC1個で構成されていて+5Vが出力されている、フライバックトランスの二次側に副巻きコイルが出力されていて整流・平滑回路のみを通って出力されている±の電源も併設されている
この±電源はフィードバックが掛かってないので不安定電源で、5Vの負荷状況で出力電圧は大きく変化する
通常この手の電源では±電源にツェナーダイオードかシリーズレギュレターで安定化する物だが本機ではそのまま出力されている

50Ωの抵抗器を5Vラインに接続した状態でデジタルオシロで観測して見る
100Vの平滑コンデンサは僅かなリップル、5V系の整流ダイオード直後のコンデンサでは2Vのリップル電圧なので、このコンデンサが原因の様だ
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このコンデンサ10V2200μFを取り外しLCRメーターで計測すると2.6μFしか無い、完全に容量抜けの様です、さすがメードインチャイナ
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10Vのコンデンサで同じ足のピッチの物の在庫を見ると10V1000μFの物しか無いので、基板表に1個と裏に1個をパラる事にした
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全てのコネクタを接続して起動して見ると目出度く動作!!
この時の±電源は+12V -11V と成って居る-11Vが正常かどうか不明だが、フライバックトランスの二次副巻き電圧がそのままなので良しとします、制御基板内にツェナーダイオードが有るに違いない

今回の修理は分解を初めて2時間くらいで修理完了したが、本機はコストを刷りまくった構造で余り勉強には成りませんでした


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