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2016年01月13日15:48

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水曜クビクビ日記356:「ブリッジ・オブ・スパイ」

1957年、ブルックリン。ソ連出身の男アベルがスパイとして逮捕された。CIAの尋問にも屈せず、二重スパイへの誘いも断った彼は、ニューヨークの裁判所で犯罪者として裁かれることになった。世論も判事もソ連スパイは死刑にすべきと決めているので、裁判は完全な出来レース。民主法治国家の建前上で審理するということだ。というわけで、弁護人は国選となり、地元のごくフツーの弁護士ジム・ドノヴァンが担当することになる。何事にも真面目なジムは、憲法を盾にアベルの人権を訴え、何とか極刑を回避しようとするが…


てな感じで始まる「ブリッジ・オブ・スパイ」。本日見てきました。以下はネタバレですんで、鑑賞後に…

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編集の手際と、完璧な二部構成の脚本にまずシビレましたね〜。法廷で起立の号令の後で、ジムの息子の教室に場面が転換して生徒が起立していたり…みたいなカット、結構多かったですよね。家族で夕食のシーンやヒルトンの朝食のシーンなど、ユーモアも忘れていません。
ブルックリンの電車とベルリンの電車の対比、車内のおばちゃんの表情の変化など、「巧いなぁ!」と拍手を送りたくなるところも多かったです。細かいけど、ドノヴァン家に銃弾が撃ち込まれる場面…直前までテレビに映ってる「サンセット77」で、女性が「貴方にスペシャルデリバリーがあるわ」と言った途端に銃声が鳴るという演出もグッド。遊び心も感じられますよね。ハンクスとスピルバーグのタッグは、語りの面白さが見所で、ハンクスの善良さを最大限に引き出すのが魅力だと改めて感じました。ドノヴァンとアベルの関係は、シンドラーにおけるリーアム・ニーソンとベン・キングズレーを思い出させます。アベル役のマーク・ライランスがオスカーに近いと噂されるのも納得ですね。

難点は、東ドイツのステレオタイプな描き方と、プライアーの話がやや唐突な点。パワーズはU2墜落と苛烈な尋問というデカい見せ場があるのに、あのイケメン兄ちゃんは、ちょっと出番少ないしね。

とはいえ、かなり高評価の一本。やはりスピルバーグとコーエンに外れは無いなー。最初の、セリフも劇伴もない追跡シークエンスではスピルバーグらしからぬシリアスさで驚いたけど、ハンクス出てきてからは、安心のスピ印映画としてすごい楽しめました。

あと、何が驚いたって、最後のテロップだよね。ドノヴァンさん、ベルリンで二人救うより、キューバでカストロと交渉して半端ない数救ってるって話のほうが凄くない?まさか、ドノヴァンシリーズで続編があるのか⁈(笑)
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