mixiユーザー(id:2940502)

2015年12月29日19:37

525 view

水曜クビクビ(ほんとは年末家出)日記352:星の王子さまとクリード!

今日は家出して映画三昧。まずは立川編の一本目…


主人公は一人の少女です。名門校に編入するため、夏休みの初日に、とある街に引っ越してきました。休み明けから新しい学校で学ぶことになるからと、ママは彼女を1分1秒に至るまで管理し、勉強漬けの夏休みを送らせようとします。立派な大人になるためにはママの言うことは絶対と、疑問すら抱かなかった少女。しかし、隣に住む飛行士の爺さんと出会い、彼が描いた〈星の王子さま〉という物語を読んでしまったことで、新しい価値観に気付いていくのでした。


『リトルプリンス 星の王子さまと私』。この手のファンタジーでは定番の、子供の純粋さを失わずに大人へと成長していくことの大切さ…ってのを描いた物語。〈星の王子さま〉という本が存在しない世界の話なので、少女の物語と王子さまの物語が並行しながら、やがてリンクするというメタ構造。語りの巧さはもちろん、現実(少女の世界)の明確な世界観の区別が良かったです。一部のものを除き、全てが四角四面のこの世界(ドアノブすら四角!)、流れる音は機械的なサウンドかニュースのみ。しかし爺さんの家は生活感と実在感があるゴミ屋敷で、クルマも流線形なんです。かかる音楽はもちろん懐メロ(笑)。少女にとっては、まさに異世界なんですね。四角の無機質な世界から、様々な形のある世界へ踏み入れた瞬間、観客も大いに感動を味わえます。少女が飛行機に乗り込む後半は、やや長いけど、これまでの伏線が回収されていく気持ちよさがありました…本のキャラクターはもちろん、学園の張り紙、パパが送ってくるスノーボール、爺さんが吊るして回してた模型飛行機などなど、たくさん登場するんですね。あの旅立ちがリアルか夢か、はっきりさせないあたりも好感。「ラジオフライヤー」を彷彿とさせましたね。

大人も十分楽しめて感動できる作品。オススメです。

フォト






二本目、「クリード チャンプを継ぐ男」。


これはねー、ネタバレありきの話になってしまいます。ご容赦を。







LA。大手企業に勤務するアドニス・ジョンソンは昇進したばかりのエリート。少年時代は孤児として荒れた生活を送っていたが、ある日メリー・アンという裕福な女性の養子となってからは、順風満帆な人生を歩んできた男だった。彼は実は、元ボクシング王者アポロ・クリードが愛人に生ませた子供。メリー・アンはアポロの未亡人で、施設にいたアドニスを引き取ったのだった。アドニスは彼女から父のことを聞くにつれ、次第にボクシングにのめり込んでいく。そしてメキシコの地下ボクシング試合に出場するまでになっていた。しかし彼の、父を理解し超えていきたいという欲求はエスカレートしてしまい、ついに会社を辞職。単身フィラデルフィアにやってきてしまう。そこで父の親友だったロッキー・バルボアの指導を乞い、世界を目指そうと考えたのだ。最初は素人同然のアドニスを追い返そうとするロッキーだったが、アドニスのタフさと素質にアポロの姿を見出し、コーチを引き受けることにする。過酷なトレーニングの果て、彼らはライトヘビー級世界チャンプ・コンロンに挑戦するまで進んでいくが、そこに二人の絆を引き裂きかねない問題が立ちはだかることに…


重ねて言うけど、ほんとネタバレだからね。引き返すなら今ですよ(笑)



引き算引き算引き算引き算引き算引き算引き算



パッと見、「ロッキー1」の焼き直しのようでいて、実はしっかりと「ロッキー7」でもあるという胸アツな作品。展開は焼き直しでもいいんだよ、1は普遍的な話なんだから。クリードと一作目のロッキーとでは、モチベーションも性格も全く違うので、物語も別物に見えます。クリードはロッキーのようなハングリーさはないけど、コンプレックスとプレッシャーが強いんですよね。それらを克服することが、ロッキーにとってのエイドリアンの愛と同様、闘いのトロフィーとなっていました。まず、普通のスポーツ映画として完成度は非常に高いです。「フルートベール駅」で、クライマックスの怒涛の展開…オチが分かっていても胸を締め付けてくるという感じ…を見事に演出したクーグラー監督らしく、コンロンとの試合展開の描き方はほんと素晴らしかった!あのロッキーテーマをここで使うか!ていう感動場面はトリハダですよ。

続編としての良さは、シリーズのその後を矛盾なく描き、それがクリードのドラマにちゃんと寄与している点。アドニスがロッキー宅に住むことになるクダリ、ここでちゃんとポーリーが旅立っていることやロバートが側にいないことが必然として機能してますからね。カメの存在、墓参りの椅子、そしてロッキーがコーチを断るときに「もう」教えないと口にするとこなどは、シリーズをファイナルまで追った人間にはニンマリポイントでしたね。
それから、しっかりと今のロッキーのドラマが描けているのが最大の魅力。4でアポロを死なせてしまった負い目と、ちゃんとロッキーが向かい合うのが感動。そしてシリーズ最大の敵である「病」と向き合うこと。実はロッキーはメンタルが弱く、いつも誰かの支えがあってリングに立てたのです。今回は、アドニスが支えとなって、逃げようとした治療という闘いに挑んで行くんですね。


引き算引き算引き算引き算引き算


SWに熱狂した後は、ぜひこの「クリード」を。目下、2016年鑑賞映画の一位です(笑)


さて次は、渋谷編。立川からの移動が大変だったよ!





3 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年12月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031