mixiユーザー(id:2940502)

2015年08月03日19:25

214 view

DVD終焉の序曲:第94回『ドッグ・ソルジャー』

ベトナム戦争下、サイゴン・・・

元海兵隊員で、今は従軍記者として戦地を飛び回るジョン・コンバースは、戦場の悪夢にうなされてから虚無的となり、麻薬の密輸に手を出す事にした。ブツは2キロのヘロイン。ベトナムからアメリカに運んで捌けば20万ドルにはなるシロモノだ。帰国直前のジョンだったが、安全のため、海兵隊時代の親友レイ・ヒックスに運び屋を依頼する。レイはベトナムーアメリカ間を航行する輸送船の船員なのだ。

数日後、輸送船はオークランドの港に到着する。貨物に隠したヘロインを持って下船したレイは、その足でサンフランシスコにあるジョンの家に向かう。そこでジョンの妻マージにブツを渡せば、ギャラの1000ドルをもらえるという段取りになっていたからだ。しかし行ってみると、マージはヘロインなんか知らないと言い張り、レイと口論になってしまう。頭に来て、酒でも飲んで落ち着こうと考えたレイだが、家の外を見ると武装した二人組が侵入しようとしているのが眼に入った。咄嗟にマージとその娘ジェニーを匿い、二人組と格闘するレイ。この二人組・・・タミスキン&スミティは連邦捜査官と名乗るが、どう見てもナリはチンピラだ。レイは二人を拘束し、マージとジェニーを連れてクルマを走らせる。ヤツらはヘロイン密輸を聞きつけて、横取りにきた悪党に違いない。手に入れるまできっと追い続けてくるだろう・・・そう考えたレイは、ジェニーを安全のため祖父の所に預け、マージと二人でヘロインを抱え逃避行をすることに決めるのだった。

翌日。ベトナムから帰国したジョンが家に帰ると、中は格闘の痕でめちゃめちゃになっていた。そこに現れたのはFBIのバッジをちらつかせる捜査官アンタイルとその手下、タミスキン&スミティだった。彼らはジョンを人質に、レイからヘロインを奪取しようと計画するのだが・・・

*****


麻薬トラブルに巻き込まれたマッチョなソルジャー=レイ・ヒックス。彼と行動を共にするうち惹かれてしまう薬物中毒の人妻=マージ・コルバーン。二人の旅はLAからニューメキシコへと続き、ヒッピーたちの総本山で終わりを告げる。二人に追いついたアンタイル一派との銃撃戦。その果てに訪れる、ドライな結末。・・・カルト映画『ドッグ・ソルジャー』です。いわゆる<ベトナム後遺症映画>の中では結構有名で、いつか観なくては・・・と思っていたところ、たまたま入った埼玉の紀伊国屋書店で叩き売りしてたんで購入しました。

クライマックス、サーチライトとロックの大音響のなかでM16が咆哮するところなんか、ベトナムのメタファーが効いていて映画史に残る素晴らしい場面だとは思うのですが、いかんせん展開が冗長で、キャラに全く感情移入できない「ドラッグ肯定」な人間たちばかりなので、ちょっと俺は苦手な作品ですね。これ、ジョンとレイの友情・・ブロマンスものならまだグッと来たのでしょうがそれもないし、マージとレイの関係も中途半端な感じが強いのもマイナス。冗長なのは、ライス監督の演出力なのかなあ・・・90分くらいの尺がちょうど良いのに126分もあるんだもの。LAのクダリなんかホント退屈だったしね。

てなわけで、あまりオススメしない一本。カルト映画好きなら観てもいいかも、な映画でした。

フォト


(通算981タイトル)
1 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年08月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031