シークレットサービス警護官のダグ・チェズニックは、長年の任期を終えてサマーズビルからワシントンへ帰ってきた。その顔は、最高に晴れ晴れとしている。なぜなら、サマーズビルでの任務は史上最低のものだったからだ。彼が警護していたのは、元大統領の未亡人テス・カーライル。超わがままで気まぐれで、シークレットサービスの忠告には全く耳を貸さず、おまけに毒舌という彼女。そんなテスに振り回され、ダグはイライラしっぱなしだったのだ。ところが、本部に戻るとすぐさま長官室に呼ばれ、「あと3年、サマーズビルで仕事しろ」と言い渡されてしまう。テスが大統領に直接電話をかけ、ダグを傍に付けてほしいと頼んだのだ。テスに頭の上がらない大統領の直々の命令なのだから、ダグは従わざるを得ない。というわけで、渋々とのどかなテスの屋敷に戻ったダグ。戻ってみると、夫の死後引きこもりがちだったテスがやたらと精力的になっているのに驚かされる。ゴルフやオペラ観賞旅行、夫の記念館の式典など、イベントに積極的に参加するテス。しかしワガママはエスカレートしており、シークレットサービスチームの目を盗んで勝手に逃亡するなどイタズラも極まった。これにはついにダグもキレてしまい、「そんなに警護を邪険にするなら、警護を辞退すればいいじゃないですか!」と大声を上げてしまった。するとテスはいつになく神妙になり、ダグたち警護官に屋敷から出て行くように指示するのだった。テスから警護辞退の申し出を受けた大統領は、テスを説得するようダグに厳命する。テスは今でも国民の人気が高く、彼女の警護を止めたら、次期大統領選の票に影響が出るからだ。ダグは自分が言い過ぎたことを後悔し、何とかテスと打ち解けようとする。夫の亡き後、離れて暮らす子供たちとも疎遠になり、テスは寂しかったのだ。さらに彼女には、誰にも打ち明けていない病の悩みもあった。そんな彼女の気持ちを理解したダグは、再び彼女の専任警護官として勤務に当たる事になる。だがほどなく、湖畔のピクニックに出かけた際に、不意をつかれてテスが何者かに誘拐されてしまった・・・
『不機嫌な赤いバラ』。いい邦題ですね、これ。たまたま立ち寄ったHMVでつい買ってしまった作品。むかしLDを持っていたお気に入りの一本。シャーリー・マクレーン&ニコラス・ケイジという組み合わせが抜群にいいし、ラストがホロリとくるんで大好きなんですよ。なぜテスがダグの任期を伸ばしたか・・・これ、ちゃんとした説明はないんだけど、さりげなくドラマの中で判るようにしています。元大統領の葬儀のニュース録画をテスが見る場面で、参列者の中でダグただ一人、泣いているんですよ。それでテスは、ダグを信頼し、傍にいて欲しいと願ったんでしょうね。こういうのを発掘良品に入れてほしいよね、ツタヤさん(笑)
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